観葉植物「ウンベラータ」の葉が黄色になってしまう原因と対処法

人気の観葉植物である「ウンベラータ」。しかし、葉が黄色になり、さらに葉が落ちてしまうことがあります。

特に、冬に葉が黄色くなってしまうと言われています。その原因は何なのでしょうか。

そこで今回は、観葉植物「ウンベラータ」の葉が黄色になってしまう原因と対処法について説明します。正しく対処して、また緑色の葉をつけるようにしてあげましょう。

また、葉が落ちてしまった場合の原因と対処法についても説明しますので、参考にして下さい。

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観葉植物「ウンベラータ」の葉が黄色になってしまった理由について

ウンベラータは観葉植物の中でも、人気の高い品種です。
葉がハートのような形に見えるので、特に女性からの人気が高いようです。

もし、大切に育てているウンベラータの葉が黄色になってしまったら、驚きのあまり焦ってしまうでしょう。

観葉植物を育てている以上は、葉が黄色くなる可能性はゼロではありません。
しかし、葉が黄色になるのは突然なこともあり、理由もわからないままという方も少なくはないようです。

なぜ葉が黄色になるのか、しっかり理由を知っていきましょう。

ウンベラータの葉が黄色になるのは、ほとんどが冬

日照不足が主な理由

冬になるとサンサンと降り注ぐ日光を浴びることは少なくなるので、日照不足という理由には非常に納得です。

室内で育てる場合は、部屋の中でも日当たりのいい場所にウンベラータを置く方が多いですが、それでも葉が黄色になることがあります。

日当たりのいい場所に置いても、冬は日照時間そのものが短いので、やはりウンベラータにとっては不足しているのかもしれません。

寒暖の差も一つの原因

地域にもよりますが、冬は昼と夜の寒暖の差が大きくなりがちです。
日当たりを考えて窓の近くに置かれているウンベラータなら、夜になると窓からの強い冷気にさらされることになります。

このような状況が重なると、ウンベラータの葉は黄色く変色しやすくなると言えるでしょう。

観葉植物「ウンベラータ」が葉が黄色になった場合の対処法

ウンベラータの葉が黄色になったら、それはウンベラータからのSOSです。
すぐに理由がわからなくても、何らかの異常が起きていることは一目瞭然ですよね。

葉が黄色になっていることに気付いてからあれこれ工夫しても、もうその葉が元に戻ることはありません。
黄色になってしまった葉は、あとは落ちるか切るかになります。

何とも寂しいです。

しかし、黄色になった葉をそのままにしていては、他の葉への栄養も十分に供給出来ません。

元気な葉に影響を与えないためにも、黄色くなってしまった葉は取り除くことが有効な対処法となります。

観葉植物「ウンベラータ」の葉が黄色になって葉が落ちた場合の原因と対処法

ウンベラータは、適切な環境の中では一年を通して緑の葉をつけ続けます。

ウンベラータの葉が落ちたとき、それは適切な環境ではないというサインです。

ウンベラータの葉が落ちる原因として考えられることは、大きく分けて三つあります。

  1. 日照不足
  2. 寒暖の差
  3. 乾燥

やはりどの原因も冬に起こりやすいことです。

どの状況が原因で葉が黄色になり落ちてしまったのかがわかれば、残っている葉を守るために対処してあげることが出来ますよね。

日照不足や寒暖の差は理解している方も多いので、冬は特に注意しているようですが、乾燥は意外にも気付きにくいことのようです。

ただでさえ冬は湿度が低くなり乾燥しています。
そこに暖房を使うとさらに湿度は奪われ、私たちが思っている以上に植物にとっては乾燥した状態になります。

乾燥を防ぐために水やりの量を増やしても、根から葉が水を吸収するには時間がかかりますし、根腐れを起こすことも。

葉に直接水を吹きかけ乾燥を防いであげて下さい。

観葉植物「ウンベラータ」に害虫がつかないようにしましょう

観葉植物を育てるためには、害虫にも注意しなければなりません。

害虫を予防するためにも、もし害虫が発生しても被害を最小限にするためにも、ウンベラータの様子を毎日確認してあげることは大切です。

毎日確認していれば小さな害虫の存在にも早い段階で気付くことが出来ますし、ウンベラータの葉や茎に大きな被害が出る前に対処することも出来ます。

アブラムシやハダニはウンベラータにも寄生しやすい害虫

非常に繁殖能力が高いので、あっという間にその数を増やします。

群れでウンベラータの樹液を吸って栄養を奪い、最終的には葉を枯らしてしまいます。

殺虫剤などの薬剤で退治することも出来ますが、ハダニの卵までを駆除することは難しく、一度繁殖すると完全に駆除することは不可能に近くなります。

ハダニが多く発生してしまった場合は、残念ですが被害を拡大させないためにも葉を切り落とす必要があります。

観葉植物「ウンベラータ」を正しく育ててあげましょう

最後にウンベラータを元気に育てるための正しい方法を紹介していきます。

ウンベラータにとっての適正温度

冬でも10度以上の温度を保った環境で育てて下さい。

ウンベラータについて調べてみると、耐寒温度が5度と表記されていることが多いですが、日中は20度近い環境なのに夜になると5度の環境では寒暖の差が大きくて正しい育て方とは言えません。

寒暖の差を大きくしないためにも、最低温度が10度以上になるように保ちましょう。

水やりの注意点

観葉植物にとって欠かすことの出来ない水やりについてですが、季節の変化によって水やりも調整して下さい。

春から秋にかけては同じ要領で水やりをしても構いません。

水を必要としている目安は、土の表面が乾燥していることです。
土が乾燥する手前の状態で水やりをしておけば問題ありません。

問題は冬の水やりです。
春から秋にかけての水やりと同じ要領では、ウンベラータを枯らしてしまうことになります。

冬はそれほど水を必要としていないので、同じペースで水やりをすれば根腐れを起こすので注意して下さい。

定期的な剪定

ウンベラータはそのままにしておくと、どんどん伸びて観葉植物としての綺麗さを失ってしまうこともあります。

伸びて形が崩れてしまわないためにも、剪定を忘れないで下さい。

ウンベラータは比較的育てやすい観葉植物なので、適切な環境を整えればそれほど手間をかけなくても元気に育ってくれます。

葉が黄色になる以外にも、ウンベラータからのSOSを見逃さないようにしてあげましょう。