観葉植物には葉水が必要だと耳にしたことはありませんか?また観葉植物の鉢には、セットの様に霧吹きがおいてある様子を、目にすることも多いはずです。
しかし観葉植物を育て始めたばかりの方は、なぜ葉水が必要なのか、また霧吹きを使用した後の床濡れも気になることでしょう。
そこでここでは、床の水濡れが気になる方へのアドバイス、また葉水の必要性についてもご紹介をいたします。必要性がわかると、自然に対処法にもたどり着けるはずです。
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観葉植物への霧吹き!床のびしょ濡れが気になる方へ
霧吹きにも色々なタイプがあり、先が細くなって出てくるタイプや大きな範囲スプレーできるもの、先端を調整するだけで目標とするものに合わせて範囲や強さを変えられるものがあります。
観葉植物の葉にスプレーする時は強さや範囲も勿論のこと、スプレーし終わった後の水の滴りも気になるところです。
これらの要望を網羅した商品が市販されており細かなミストを噴射できる商品があります。
霧吹きはミストが細かなものを選ぶ
ミストが細かくスプレーしたいものに満遍なくスプレーする事ができます。
ミストが細かいため床に滴ってしまうことがなく、自然に吸収されたり蒸発するまでゆっくりと潤いを保つことができます。
電気やスプレーするためのガスを使わず、手の力で軽くノズルを引く事で霧吹きすることができます。
床が気になる?観葉植物を移動させて霧吹きで葉水を行う場合の便利アイテム
観葉植物が置いてある床に布が引いてあったり、濡れてしまっては困る状態のときは普段置いてある場所から移動して葉に霧吹きを行いましょう。
その場合は大きさに合わせて移動の手段を考える必要があります。
小さな観葉植物
手で運べるような重さや大きさのものであれば、そのまま濡れても掃除が楽な洗面所やお風呂、外などの移動します。
葉水を行い水が落ち着くまで待つことができます。
大きく重さのある観葉植物
重い観葉植物の鉢を乗せて移動するときはそのまま引きずるわけにも行かず、場所によってはカーペットなどの段差でバランスを崩してしまうこともあります。
車輪がついていて移動が楽にできるアイテムがホームセンターや花屋さんにあります。
ついている車輪が回転するため色々な方向を向いて移動することができます。
鉢を載せる台座も重さに耐えられる強度、大きさによって変えることができる伸縮できるタイプのものがあるため、乗せて移動する観葉植物の成長に合わせて使うことができます。
畳やクッションフロアのような柔らかい場所におくときは車輪の跡に注意し板を敷いたり、耐震マットを使って安全に設置しましょう。
観葉植物へ水やりや霧吹きをしたら出水が!出水は床にこぼれないようにしましょう
室内だと雨が当たることもないでしょう、また湿度が高くても葉から水が滴ってしまうほどの湿度ではないはずです。どのような事が起こっているのでしょう?
吸水力が強い観葉植物に多い
葉に水を与えていないのに葉から水が滴っている植物は、根からの吸水力が強く、与えている水分の量や葉からの蒸発が追いつかない場合水滴として葉から水滴が出てしまいます。
みずみずしい葉からの出水
新芽からの時間が経った古い葉よりも、みずみずしい若い葉から出水する事が多いです。
育てている観葉植物の葉から出水が確認されたら、順調に育っていると思い出水対策を行いましょう。
葉から出る水がサラサラしていない
透明で綺麗な水に見えますが、根から葉に到達するまでの間に色々な成分を運んで葉から出ています。少し粘性を感じることもあります。
また素手で行うと葉水でかぶれることもあります。ゴム手袋をはいて行いましょう。
観葉植物に霧吹きで葉水をする理由と注意すべき点
霧吹をする理由
均一に水分を与える
葉につく水分が大きな水滴のものだとムラが出てしまい、葉の温度や湿度を一定の状態に保つことができなくなります。人間でも洗顔後の化粧水は満遍なく均等に行う事で潤いのある肌を保つことができます。
病気や菌を寄せ付けない
乾燥していると病気や虫、菌がよりやすくなってしまいます。一定した水分を保ち菌や虫から防ぐことができます。
葉の表面を綺麗にする
天を仰いでいるように育つ観葉植物だと知らず知らずのうちに生活から出たほこりを葉にまとっていることがあります。
細かい粒で霧吹きし、葉の上の埃を取り除き太陽からの栄養を取り込みやすくしましょう。
霧吹きの注意点
観葉植物の温度調節
夏の暑い日は観葉植物にとっても感じる温度が厚く水分が不足してしまいます。葉に霧吹きし温度調節しましょう。
冬の葉水
気温が低い冬の葉水は水がついた部分の温度が下がってしまい、観葉植物が弱くなってしまいます。
気温の高い時間帯に行ったり、日の当たる時間帯に行い観葉植物への負担を少なくしましょう。
観葉植物が好む湿度を維持することも大切です
観葉植物に適した湿度を保つ
乾燥が気になる季節は観葉植物にとっても育ちにくい環境になります。
寒い時期の水やりに注意
周囲の気温や湿度によっては観葉植物にとっては冷えすぎてしまったり、吸水が追いつかない状態になってしまいます。
日が照っている温かい時間に行いましょう。
加湿器を使って湿度を調整する場合は観葉植物から離しすぎずなるべく近い場所で加湿しましょう。
加湿器の周りが湿気で濡れてしまわないよう調整して行いましょう。