金鯱サボテンの育て方。水やりや置き場所など基本の育て方

金鯱サボテンはサボテンの王様と呼ばれ、丸い形が特徴のサボテンです。小さな金鯱サボテンは、観葉植物としても人気で、トゲがあるのに可愛らしい姿が印象的です。
そこで、金鯱サボテンの育て方についてご紹介します。サボテンを育てるのは初めて、という方も多いと思います。水やりの基本や置き場所など、育て方の基本をご紹介していきましょう。

サボテンの鉢に穴なし容器を選ぶ時の注意点を育て方を解説

インテイリアとしてサボテンを育てていると、サボテンの鉢もおしゃれなものにしたいと思います。穴...

多肉植物の種類と育て方についてご紹介いたします

多肉植物と聞いても、具体的に何かわからなと言う人もいるでしょう。サボテンと聞けば、なるほどと理解...

金鯱サボテンの育て方、水やりの目安

サボテンの王様と呼ばれる金鯱サボテンは、王様らしい金色のトゲが特徴的です。
育ててみたいと希望する方も多く、人気品種の一つです。

実際にサボテンを育てる前に、基本的な知識を身につけておけば、元気に育てることが出来ますね。
金鯱サボテンの購入を検討しているなら、まずは金鯱サボテンについて知っていきましょう。

金鯱サボテンの基本的な育て方ですが、植物なので水やりは必要になります。

ですが、乾燥地帯出身のサボテンは水が多すぎると腐ってしまうことがあります。
私たちから見ると少し足りていないかな?と感じる程度でちょうどいいくらいです。

サボテンは毎日水やりしない

土の表面が乾いてきたら、という程度なので、数日に一度のペースで十分です。
毎日水やりをする必要はありません。

季節によって土の乾燥が気になる周期は変わると思うので、そこは気温などに合わせて調整して下さい。

冬は数週間に一度のペースまで水やりの頻度は少なくなります。

水やりをするときの量ですが、量はたっぷりとあげて下さい。
目安としては、鉢の底から水が出てくらいのイメージです。

金鯱サボテンを屋外で育てる時の育て方のポイント

金鯱サボテンを元気に育てるためには、置き場所の重要なポイントです。

サボテンは乾燥している地域、そして熱帯の地域に多く生息しています。

サボテンは暖かい日差しを浴びることが大好き

日当たりの良さを考えて、屋外で育てたいという方もいるでしょう。

屋外で育てることは十分可能ですが、雨には注意が必要です。
雨に打たれっぱなしになると、必要以上に水やりをされたのと同じ状況になってしまいます。

せっかく状態を確認しながら水やりのペースを調整していても、雨のせいで台無しになってしまいます。

屋外で常に強い直射日光を受ける環境も、サボテンにとって理想的とは言えません。

植物が直射日光を浴びすぎると、葉焼けという事態が起きて、葉が茶色く変色してしまいます。

これは組織が破壊されて起こる現象です。

一度葉焼けを起こしてしまうと、元通りに復活することは出来ません。
やがて全体が元気を失ってしまいます。

屋外で育てるなら、ビニールなどで雨風がしのげるようにするといいでしょう。

サボテンの育て方。適した用土と肥料について

次はサボテンの土や肥料について紹介していきます。

金鯱サボテンを植える土ですが、水はけのいいものにしましょう。
水はけが悪く、常に湿っている土環境は、サボテンにとって居心地のいい状態とは言えません。

肥料は絶対に必要ということではありません。
肥料を使わなくても、元気に育てることは出来ます。

ただ、大きなサボテンに育てたいと考えるなら、肥料で栄養をしっかり与えてあげると成長してくれます。

サボテンの成長する時期に合わせて、春と秋に肥料をあげましょう。

金鯱の植え替えの方法

金鯱サボテンの植え替えですが、毎年定期的に行うことが望ましいです。

金鯱サボテンは30年という長い寿命を誇るので、30年育つためにも植え替えは不可欠です。

植え替えの方法ですが、実際に始める前にサボテンの状態を確認することを忘れないで下さい。
しっかりと土が乾燥している必要があります。

植え替えをする一週間前くらいから水やりをストップすると、土がきちんと乾燥してくれるはずです。

土が乾燥していることを確認したら、いよいよ植え替えをしていきましょう。

  1. 鉢から金鯱サボテンを取り出します。
  2. 取り出した金鯱サボテンの根の周辺の土を取り除きます。
  3. 土を取り除いた根を、5cmほどの長さにカットします。
  4. 植え替え後の鉢に土を敷きます。
  5. あとは金鯱サボテンを移して下さい。
植え替えを行う時期は3月頃がいいでしょう。

成長期を迎えるときに、新しい鉢の中で過ごせるようにしてあげましょう。

金鯱サボテンの増やし方

最後に金鯱サボテンの増やし方を紹介していきます。

サボテンの根の方から、小さなサボテンが顔を出している姿を見たことがありますか。

小さなサボテンの部分を、子株と言います

サボテンを増やすときは、この子株に活躍してもらいます。

子株が3cmほどの大きさに成長したら、切り離して下さい。切り離した子株は、すぐに鉢に植えることはNGです。

切り離した部分に水分が残っていると、菌が侵入する可能性があります。
一週間ほどかけて、しっかり乾燥してから植えていきます。

子株が乾燥したら鉢に植えるのですが、最初は土にしっかりと入れる必要はありません。
切り口を軽く土に挿しておくと、驚くことに徐々に根を張るので、それまでは水やりもしないで下さい。

土の表面に湿り気を与える程度に、水を吹きかければ大丈夫です。

金鯱サボテンが小さな頃から育てると、その成長を毎年植え替えのときに実感することが出来るでしょう。

寿命も長いので、共に時間を過ごしているうちにどんどん愛着も湧いてくるはずです。

育てるからにはサボテンが喜ぶ環境をしっかり整えてあげて下さいね。