多肉植物の種類と育て方についてご紹介いたします

多肉植物と聞いても、具体的に何かわからなと言う人もいるでしょう。
サボテンと聞けば、なるほどと理解していただけるかと思いますが、サボテンはあくまでも多肉植物の中の一部であって、その種類は数多く存在します。
多肉植物は比較的育てやすいものが多く、見た目も可愛いものからおしゃれなもの、また独特の形のものまでありますので、その魅力はとても深いと言えます。
そんな多肉植物の中でも代表的なものをいくつかご紹介しますので、育て方も学んで、是非お家にお迎えしてみましょう。

サボテンの鉢に穴なし容器を選ぶ時の注意点を育て方を解説

インテイリアとしてサボテンを育てていると、サボテンの鉢もおしゃれなものにしたいと思います。穴...

金鯱サボテンの育て方。水やりや置き場所など基本の育て方

金鯱サボテンはサボテンの王様と呼ばれ、丸い形が特徴のサボテンです。小さな金鯱サボテンは、観葉植物とし...

多肉植物といえばサボテン、その中でもおすすめなサボテンの育て方は

多肉植物の王道といえば、サボテンと行っても過言ではありません。しかし、多肉植物はサボテン以外にもたくさん存在します。

多肉植物には、見た目が可愛らしいものがたくさんあり、育て方もそれほど難しくはありません。

せっかくですから、初めて多肉植物を育てるのに挑戦しようとしているのであれば、是非、サボテンを育てる事からはじめてみませんか。

おすすめ「ウチワサボテン」

茎がウチワのような形をしているので、そう呼ばれています。育て方が簡単なだけでなく見た目にも可愛いのが特長です

ウチワの様な茎から、上に2つ、ウチワの様な茎が生えていて、まるでウサギの様な見た目をしたウチワサボテンを見たことがあるという人もいるでしょう。ホームセンターや園芸店などに置かれているのは、このタイプのウチワサボテンです。

しかし、成長すると、なんと2メートル以上にもなるものもあるとか。ちょっとびっくりですね。

ウチワサボテンは、とても丈夫な多肉植物で、茎が切れたとしても大丈夫

棘が2本あれば挿し木で増やすことができます。

切れた茎を1週間程度乾燥させて、土に植えるだけ。根が出るまで、水は与えません。十分に根が出たら、あとは通常通り水やりをするだけ。

気をつけるポイントとしては、水を与えすぎないこと。土の表面が乾いたら、たっぷりあげることです。冬の間は、1ヶ月に1回で十分です。あっという間に大きくなるので、大きくなったら、茎を切って子株を増やしてみてもよいかもしれませんね。

多肉植物には、アロエも含まれます。その育て方とは

アロエってどんな植物だか分かりますか。アロエ化粧品とか、アロエ入りのヨーグルトなど、アロエという言葉を目にする機会も多くあると思います。

アロエはサボテンと同じ多肉植物

ただし、アロエにも種類があり、ヨーグルトに入っているのはアロエベラです。

一般的によく育てられているのはキダチアロエ

アロエベラのように食することも可能です。ただし、苦味が強くあります。どうしても食べてみたいというのであれば、皮を厚くしっかりと向いて、ゼリー状の少ない果肉部分を取り出すことです。こうすることで、苦味がなくなるでしょう。

薬剤としての効果もあるので、食べすぎには注意してください。適度に食べることで、便秘の解消が期待できます。

ところで、なぜキダチアロエが一般的によく家庭で育てられているのかといえば、成長が早く、見た目にもお洒落だからです。では早速キダチアロエの育て方と注意点を見ていきましょう。

日当たり

キダチアロエは日当たりの良いところが大好きです。直射日光でも構いません。

ただし、真夏の直射日光だけは注意が必要です。葉焼けしてしまわないように、真夏だけはカーテン越しの場所に避難させましょう。風通しをよくすることも必要です。

温度管理

多肉植物の中でも、キダチアロエは寒さに強いほうです。耐寒温度は5度程度と言われています。ですが、冬は寒くなり過ぎてしまうので、室内で育ててください。万が一霜が当たってしまうと、葉が弱ってしまいます。

水やり

春から秋にかけては1週間に1回程度、土が乾いたことが確認できたら、たっぷりとあげてください。
基本的には乾かし気味が適しています。冬は月に1回程度の水やりでOKです。

植え替え

大きくなってくると、下の葉が枯れてくることがあります。根も幹も成長してきます。そんなときは、一回り大きい鉢に植え替えることです。

キダチアロエも、株分けが可能です。方法は簡単です。切り取った部分の切り口を乾かしてから、土に差し込んでおくだけです。

根が出てくるまでは、水はあげません。根が出てきたら、通常通り水やりをしましょう。
株分けすることで、根詰まりを防ぐことができますよ。

多肉植物で人気の「金のなる木」の育て方とは

幸運を呼ぶ多肉植物はいくつかありますが、金運アップを狙うなら、「金のなる木」がおすすめです。

金のなる木の育て方も、それほど難しくはありません。乾燥や低温にも強いという特長があります。

葉っぱが硬貨の形に似ていることが名前の由来

戦後、新芽に5円玉を通して成長させたのが金のなる木の由来という説も存在します。

いづれにせよ、金運がアップしそうなこの木を枯らすわけにはいきません。育て方をしっかりと理解しましょう。

日当たりの良いところで育てましょう。

とはいえ、夏の直射日光には弱いので、その様なときは半日陰で育てるのがおすすめです。

また湿気が苦手なので、水はそれほど与える必要はありません。表面が乾いたらあげる程度で良いです。夕方がおすすめです。

夏は、水やりを控えましょう。花が咲きにくくなってしまいます。また、できれば外で育てましょう。雨ざらしにならないような場所で育ててください。室内で育てるというイメージがあるかも知れませんが、夏に室内で育てると枝が間延びしてしまいます。

ただし、必ず冬は室内に取り込むべきです。室温は3度以下にならないように注意しましょう。

水やりですが、月に1回程度が理想です。日中にほんの少し水をあげる程度がベストでしょう。

金のなる木も挿し木で増えます。葉っぱを切り取ったら、2日程度日陰で乾かしましょう。あとは水はけの良い土に挿せば、根が出て来るはずです。

おしゃれなインテリアにもなる多肉植物のグリーンネックレスの育て方

おしゃれな多肉植物として有名なのが「グリーンネックレス」
まるでグリーンピースの実のような葉っぱが魅力的なグリーンネクレスは、インテリアとしてもおすすめです。

しかし、今まで見てきた多肉植物とちょっと違う点は育て方の難しさです。グリーンネックレスはアフリカの南西部出身の植物。砂漠地帯が原産地です。ですから、日本の気候がなかなか合わないのも無理はないのかも知れません。

生育に適している温度は15度~25度。春と秋に成長しする

グリーンネックレスは日当たりを好みます。また3度以上あれば育つので、低温に強い植物であるといえるでしょう。そして何より乾燥に強い植物です。

ただし、真夏の直射日光には弱い性質があります。真夏はカーテン越しで育ててください。水は土が乾いてからたっぷりと揚げましょう。冬は週に1度でOKです。

成長期の春と秋には、少しだけ肥料を与えます。

標準の肥料の量の半分で良いでしょう。
成長して根詰まりすると、根本の葉が落ちてしまいます。葉が込み合ってきたり、色が悪くなってきたら植え替え時期かも知れません。

また10センチ程度の長さでカットして、土に指すと、根が生えてきます。挿し木で増やすこともできますよ。水は霧吹きで、土に与えましょう。1ヶ月程度で芽が出てくるはずです。

密かな人気を集める多肉植物のカメレオンヘルメットの育て方をご紹介

皆さんは今密かな人気を集めている「カメレオンヘルメット」という多肉植物をご存知でしょうか。

鉢に植えてある姿を見ると、棘があるからサボテンだと勘違いする人もいるかも知れませんが、サボテンではなくユーフォルビア属です。

ユーフォルビアって何だろうと思っている人もいるかもしれませんね。トウダイグサ科の仲間です。

ユニークな形が特長のカメレオンヘッド

どんどん子株ができるので愛着が湧くこと間違いなし。
早速、育て方を見ていきましょう。

  • 乾燥や強い日差しに強く、日当たりを好みます。
  • 明るい半日陰でも育つことができます。
  • 風通しの良いところで育てましょう。

水は、鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと与えましょう。冬は月に1回程度、土を湿らす程度で構いません多湿に弱いので、水はけには注意しましょう。

株分けでも、増やすことができます。切り口から出る、白い液をよく洗って、土にさしておきましょう。5度以上のところで育てましょう。

ここで紹介したものだけでなく、他にもいろいろな多肉植物があります。それぞれ育て方もちょっとずつ違います。

多肉植物は花を咲かせたり、子株を増やしたり、育てているうちに、だんだんかわいくなってくるはず。

最近では、寄植えとしても人気があります。アートとして、テラリウムとして、リースとしてなど、さまざまな形で楽しんでいる人も増えてきています。プレゼントとしても喜ばれそうですね。ぜひ、育て方をしっかりと理解して、多肉植物のあるおしゃれ生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。