蘭の育て方は難しい?水やり方法などのお世話の仕方を紹介

蘭の育て方で重要なのが水やりの方法です。他の観葉植物のように水をあげすぎてはいけません。

季節によって水のあげ方が違うので、暑い時期はこのように寒い時期はこのようにして水やりをしてください。乾燥の度合いによっても水のあげ方は変わるので、水苔の状態を見てからあげるようにしましょう。

欄の水やり方法について紹介します。

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蘭の基本的な育て方と普段の水やり

蘭は優雅で美しい花ですが、意外にも原産は熱帯地方なのです。

蘭を育てる際には原産地の環境に近づけてあげる事が重要

温度は20度くらいのところで育てるのが良く、屋外で育てるのは難しいので、できるだけ室内で育ててあげてください。
日当たりが良く風通しも良い場所が蘭は大好きですが、直射日光に当たると葉が焼けてしまったりと不都合が生じますので、木洩れ日程度の光の当たる所が適しています。

季節によって違いがありますが、蘭の基本的な水やり方法は鉢の表面の水苔の状態で判断します。
  • 指で水苔を押してみて水苔が乾燥していたら、株の根元に水をあげます。
  • 水の量はだいたい一株に対してコップ一杯ほどがちょうど良いです。
  • 大体10日前後に一度のペースで十分です。

水をあげすぎてしまうと蘭は枯れてしまいますので水やりのタイミングは間違えないようにしましょう。

また、水をあげるのは朝が良く、受け皿に溜まってしまった水は根腐れの原因となってしまいますので、必ず捨てましょう。

この水やり方法は春や秋など温度が20度前後の時の方法です。
夏や冬の水やり方法は次項でご紹介します。

夏の水やり方法はいつもと違う?蘭の育て方

夏の気温の高い時期には、蘭もたくさんの水が必要になります。

夏の直射日光は蘭にとっては大敵、風通しの良い窓辺で強い日差しを遮ってあげてください

また、エアコンの風が直接当たってしまう場所に置いてしまうと乾燥してしまって枯れてしまいますのでエアコンの位置とも相談しながら置き場所を決めるようにしましょう。

  • 夏に蘭に水をあげる時には、3日から1週間に一回ほどのペースで水やりをする事を意識してください。
  • 暑い時期は水苔が乾きやすくなりますので一度にたくさん水をあげても構いません。
  • 水苔が乾いていたら、鉢の底の穴から水がたくさん出てくるほど水をあげましょう。

受け皿の水が溜まらないように注意は必要です。

人によっては株ごと水につけてしまう人もいますが、鉢が大きい場合には水を汲んできてあげる方が安全です。

水苔の乾き具合を見て、夏場だけは夜に水をあげる事も可能ですが、湿気が多い場合には注意が必要です。

冬の蘭の水やり方法について

温度が下がる冬場は蘭もできれば暖房の効いた温かい部屋に置いてあげてください。
しかし、冬場はただでさえ乾燥し、暖房を入れるともっと乾燥しますので、空気が乾燥しないように注意しましょう。

直接暖房器具の風が当たる所だと蘭は弱ってしまいます

暖房器具の位置を考えて置く所を決めてあげてください。

冬に蘭に水をあげるペースは、大体半月に一度くらいが目安です。

蘭は熱帯の植物で冷えに弱いので冬場は夜の水やりは厳禁です。
また、寒い冬には水道から出したばかりの水ではなく、常温のお水の方がより蘭には優しいです。

冬も水苔の状態の確認して、蘭は冬場には成長しませんのでたくさんの水は必要無いのですが水苔が乾ききっていたら水をあげるようにしましょう。

水やりは蘭を冷やしてしまいますので、室温や湿度によって水の量や水やりの回数を調整してください。
部屋の乾燥が強い場合には蘭の葉に霧吹きで水をかけてあげて蘭周辺の湿度を調整してあげると更に良いです。

水のやりすぎはココでチェック!蘭の育て方ポイント

蘭を買ってきたり贈られたりすると、透明なフィルムを付けてラッピングされている事があります。
このフィルムを付けたままにしておくと通気性が悪いのですぐに外してしまう事をおすすめします。

蘭は湿度の高い所よりも乾燥気味で育てた方が元気に育つと言われています

ビニールのフィルムがかかっていると水がうまく蒸発しませんので、フィルムの内側の湿度が高くなってしまい、根腐れの原因となってしまいます。

蘭を育てる時には頻繁に水をあげずに乾燥気味に育てた方が蘭にとっても好都合なのです。

ですので、蘭そ育てる時には受け皿の水はたまらないように管理する事と、ラッピングのフィルムは外すという事はとても大切なことなのです。

ラッピングのフィルムを剥がして蘭にホコリがかかるのが嫌だという場合、蘭の負担にならないようにフィルムを残しましょう。

根は乾燥していた方が良いので、全体に覆われているフィルムの底部分だけを外し、余計な水が受け皿に流れるようにしてあげましょう。

フィルムを残しながら蘭を育てられますが、フィルムがある事で水分の蒸発が邪魔されてしまいますので、蘭のためにもフィルムはできるだけ外して育てるようにしましょう。

蘭の育て方で大切なのは水やりと霧吹き

蘭は実は頻繁な水やりは必要としない植物です。

蘭は水をあげすぎて根腐れを起こしてしまったという原因の方が多い植物

また、蘭の発祥の地、熱帯は雨季と乾季が訪れる場所ですのでメリハリを付けながら育ててあげることも大切なのです。

蘭を育てる上で大活躍するアイテムは、霧吹きです。

蘭は乾季には早朝発生する霧の水分を吸収しながら育ちます。
ですから朝に霧吹きで蘭に水をあげるという事がとても良いのです。
霧吹きを使って水をあげる際には根元だけではなく、葉にも霧をかけてあげましょう。

葉に霧をかける時には表面だけではなく、葉の裏にも意識してかけてあげるとより一層水分を吸収しやすいのです。

根元に水を定期的にあげる事も必要ですが、一日一回葉に霧をかけてあげる事も蘭にとっては必要な事です。

暖かい季節はもちろん、冬も午前10時までに葉に水をあげる事で蘭は喜びます。上手に水をあげて美しい蘭の花を楽しみましょう。