パキラは、観葉植物の中でも生命力が強く、見た目のおしゃれさから、常に人気も上位にある植物です。
そんな人気のパキラですが、植え替えのやり方はどのようにすれば良いのでしょうか。
ここでは、パキラを植え替える場合の適切なタイミングや、やり方などについてご紹介しますので、パキラと長く付き合いたい方は、是非参考にしてみてください。
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パキラの植え替えのやり方、まずはタイミングと時期を見よう
パキラを購入したり前回植え替えてから2年以上経過している場合には植え替えが必要
鉢の底から根がはみ出して伸びていたり、鉢の上部の土が鉢と同じかそれよりも高く盛り上がっているような場合には鉢の中が根でいっぱいになっています。
全体を眺めて、木の部分が大きく鉢が小さすぎるように見える場合にも植え替えが必要です。
自然界では根は土の中に自由に伸びて張る事ができますが、鉢植えでは鉢の中で渦巻くしかありません。
ぎゅうぎゅうに詰まると栄養や空気を吸えなくなりやがて枯れてしまいます。
植え替えは鉢植えで管理している以上は必ず必要な作業となります。
ただし毎回鉢のサイズをアップしていると際限なく大きくなってしまうので、これでよいという大きさに達した場合には剪定してそれ以上大きくならないように保ちましょう。
その場合もやはり植え替えは必要です。上部の剪定だけではなく植え替えする時には余分に伸びていたり腐っている根を切りましょう。
パキラは熱帯で育つ植物、日本では冬の間は休眠してほとんど生長しません
春から秋にかけての温かい時期に生長します。
植え替えを行うとパキラの生命線である根が慣れ親しんだ土から引き剥がされて細い部分が切れてしまいます。
パキラの植え替えをする時は、準備をしっかりしてから、やり方を知ろう
植え替えをする時には次の物を用意しておくとスムーズに植え替えを行うことができます。
鉢はパキラの大きさに合ったサイズの鉢を用意
パキラをまだ生長させたい場合には、現在の鉢よりもワンサイズ大きな鉢を選びます。どうせなら大きなサイズの鉢に植え替えるとしばらく植え替えをしなくても済むと考える方もいますが、それはパキラを枯れさせてしまうことになりかねません。
地面に植える場合と違い、鉢植えは鉢内の土の中で水や栄養の管理がなされます。鉢に植えられたパキラの根は鉢内の土に根を伸ばし張ります。鉢があまりに大きいと根は鉢内の一部にしか存在しない状態になります。そうなると根から遠い部分の土からは水を吸い上げないので土内に水が残る事になります。
植え替える際には新しい土を使用しましょう
今まで使用していた土は栄養が使われて成分が偏っています。パキラが元気に生長できるように新しい土を使用してあげましょう。また、植え替えの時に余分な枝を剪定することをおすすめします。その際に剪定した枝を挿し木して増やすことができます。
植え替えをする際には新しい土を使用しますが、特に挿し木用の土は新しいものを使用することが大切です。雑菌があると挿し木の切り口から腐ってしまう場合があります。
パキラの植え替えのやり方をご紹介
- 新しい鉢にネットを敷き、鉢底石を入れます。
- 土はさらっと入れておきます。
- パキラを幹の下部を持って根を土ごと引っ張り出します。
- 根が鉢の底の穴に絡み付いている場合は絡んでいる部分を切ります。
- 出づらい場合には鉢と土の間にシャベルを挿して隙間を作ってから引っ張ります。
- かたまった土を手で崩し、全体の3割程度の土を落とします。
- 根の周囲に絡んでいる土は無理に取らないようにし、根が黒くなりベタッとしている部分は腐っているので切り落とします。
- 新しい鉢に入れてみて、鉢の縁から4cm程度低い位置に土の表面がくるように高さを合わせて土を敷きます。
- その上に根を乗せてパキラのバランスがよくなる状態に片手でホールドしながらもう一方の手で土を入れていきます。
- 根の間にも隙間が出来ないように棒でつつきながら土を入れます。
- 土は水をあげるたびに沈んでいくので、ある程度押しながらしっかりと入れましょう。
パキラを植え替えた後のお世話について
植え替えた後は水をたっぷりとかけます
その後は日差しの強い場所、かぜの当たる場所は避けて療養させます。
1週間から2週間程度は特に水のあげすぎに注意します。
土の表面が乾いて1日してからあげるくらいが調度よいでしょう。
療養期間は肥料をあげても吸収できずに肥料焼けを起こして逆効果となってしまうので、あげないように注意して下さい。
療養期間が明けたら通常通りの管理に戻します。
パキラを元気に育てるために、育て方を改めて確認
パキラは丈夫な植物なので管理は難しくはないのですが、最も多い失敗が水のあげすぎによる根腐れです。
生長期である春から秋までの間には土の表面が乾いてから水をあげる
休眠期である冬の間は土の表面が乾いてから4~5日程度経ってからと水をあげる回数を減らします。
葉が乾燥しすぎると虫がつきやすくなるので、霧吹きで水をかけてあげましょう
特に冷房や暖房で乾燥する時期は毎日かけてあげるとよいでしょう。
日当たりの良い場所を好みますが強すぎる日差しは葉焼けの原因となるので真夏の直射日光や西日は遮ってあげましょう。