フランスゴムの木の育て方【置き場所や水やり、肥料など】

お部屋のインテリアとしても人気のフランスゴムの木。これから観葉植物を育ててみたいという方にも、それほど難しくない品種です。
そこで、フランスゴムの木の育て方についてご紹介します。おすすめの置き場所や水やりなど、育て方の基本についてご紹介していきます。また、フランスゴムの木は成長が盛んな植物。2年に1度は植え替えするのがおすすめです。

ガジュマルは観葉植物初心者でも育てやすい木。基本の育て方

観葉植物のガジュマルは個性的な幹が印象的な人気の植物です。ガジュマルは数ある観葉植物の中でも、丈夫で...

【コウモリラングランデの育て方】植え替えの必要性や方法

コウモリランを育てている方は、普通の植物と同じ様に定期的な植え替えが必要なのでは?とその植え替え時期...

ポトスの増やし方。挿し木や水挿しで増やすコツと注意点

観葉植物のポトスはお部屋のインテリアにも馴染みやすく、人気の植物です。このポトスは、自分で増やすこと...

モンステラの茎から伸びる気根は切る?気根のお手入れ方法

モンステラを育てていると、茎から根のようなものが生えてきます。初めてモンステラを育てる方は、ちょっと...

ユッカ・ロストラータの基本的な育て方。迫力があるのは屋外栽培

幹や葉の形が特徴的で格好いいイメージがあるユッカ・ロストラータ。インテリアとしても人気ですが...

ポトスを水差ししたままにすると根が腐る?水栽培する際の注意点

ポトスが大きく育つと剪定をし、カットした茎を水差しして増やす方が多いと思います。ポトスは水栽培ができ...

ベンジャミンバロックの剪定や適した時期、お手入れ方法を紹介

ベンジャミンバロックは葉のくるくるした形が特徴的な観葉植物です。ここではそんなベンジャミンバ...

アデニウム・オベスムの花の特徴と咲く時期と気になる冬の管理

アデニウム・オベスムの花を見たことはありますか?とても美しい花を咲かせ、その別名は「砂漠のバラ」...

観葉植物を旅行で枯らさない!留守中の水やりやおすすめの対策

長期休みを利用しての家族旅行や、年末年始で家を長い間留守にする場合に、自宅でお世話している観葉植物の...

パキラの花の咲かせ方や、育てるコツについて知りたい

パキラという植物をご存知でしょうか。お家で観葉植物を育てたことがある人であれば、聞いたことがある...

ユーカリポポラスが枯れる理由、復活させる方法をご紹介

ユーカリは乾燥に強いとして知られていますが、育て方によっては枯れる場合もあります。では、なぜ...

重い大型観葉植物の水やりは大変?手軽に出来る水やり方法

鉢植えの大型観葉植物を育てている方、水やりはどうしていますか?水やりの基本は土が乾いたら、受け皿に水...

ウンベラータの土を好む害虫の正体と対処法、予防方法を解説

ハート型の大きな葉が可愛らしいウンベラータですが、乾燥した土を好む害虫が潜んでいる可能性があります。...

ペペロミアホープの育て方!上手に育ててお部屋のインテリアに

お部屋に観葉植物を飾りたいと思ったときは、ペペロミアホープがおすすめです。ペペロミアホープは育て方が...

観葉植物ベンジャミンの育て方。置き場所や水やり、基本のお世話

ベンジャミンは人気の観葉植物で、お部屋のインテリアとしてはもちろん、お店などでもよく目にする植物です...

フランスゴムの木の育て方、置き場所に適しているところ

フランスゴムの木は丈夫で乾燥にも強く育てやすい観葉植物です。

熱帯の植物なので日本では夏に元気よく成長し、冬は休眠します。
夏の間は室内に置いても外に置いても大丈夫です。日当たりの良い場所が好きなので室内に置く場合には日のよく入る部屋に置いてあげましょう。日陰での耐性もあるので、長期間でなければ日当たりの悪い場所でも枯れません。

日向を好みますが直射日光は避けましょう。強すぎる日差しで葉焼けを起こすと色が変色して戻りません。折角の美しい緑色が台無しになってしまうので、窓際に置いて直射日光が当たる場合には簾やレースを利用して遮ってあげましょう。

フランスゴムの木を外に置く場合には専用の部屋を作ってあげることをおすすめします。

角材を四隅に立てて、上部と中央部辺りにも角材を打ちつけて倒れないようにします。園芸用のネットを上からかけて覆い、角材の部分に小さい木片を当ててネットを挟んで釘で打ってネットが飛ばないように固定します。園芸用の網で直射日光が和らげられて、虫に葉をかじられたり鳥の糞がかかったりして汚れることがなくなります。
鉢受けは使わずに取っておきましょう。そうすると水の世話をする必要がありません。
雨だけで上手い具合に生長します。そうして家の中で育てるよりも太く大きくなります。葉の色も濃くなり、フランスゴムの木が喜んで活き活きとしているように感じられます。冬前に家の中に取り込む時にその生長振りを見ると、人間が世話をするよりも自然環境の中に置くのがとても良い世話となるのだと感心させられます。
室内では冷暖房の風が当たらない場所に置きましょう。冬は5度以下にならない場所に置きましょう。

育て方の基本、フランスゴムの木の水やりのポイント

フランスゴムの木を熱心に世話をして水を頻繁にあげていると根腐れを起こす場合があります。鉢の土を見て、濡れて黒いうちはまだあげてはいけません。カラカラと白くなってからあげるようにしましょう。鉢の受け皿に水が溜まったら排水します。

鉢の受け皿の排水は手間ですが、受け皿に水が溜まるくらいしっかりと水をかけないと鉢内の土全体に行き渡りません。鉢内の根全体が水を吸えるようにするためには大切なことなのです。

冬の間は休眠しているので、水を少ししか吸わなくなります。そのため夏よりもあげる回数を減らします。土の表面が乾いてから5日程度経ってからあげるとよいでしょう。ただ、冬の間の気温は置き場所によってかなり幅があるので、それにあわせて調節が必要です。常時暖房が効いた場所では完全に休眠しないので水の吸いは多めになります。また温かいと鉢内から蒸発する水の量も増えるので、表面が乾いてから3日程度など間隔を短くしましょう。反対に玄関など寒い場所ではもっと土の表面が乾いてから水をあげるまでの間隔を長くします。

乾燥よりも水のあげすぎによる根腐れに注意が必要して管理しましょう。水をあげる回数は少なめにしておき、水不足は葉を触って確認します。水が足りなくなると葉に張りが無くなるので、葉を触ってしなっとしている場合には水をあげましょう。

フランスゴムの木の育て方、上手な肥料の与え方

フランスゴムの木に肥料を与えるとより早く大きく成長し、葉の色艶もよくなります。

しかし、与える量や時期がよくないと元気になるどころか枯れさせてしまう場合があります。
まず、肥料を与えるのによい時期は、春から秋までのフランスゴムの木がよく成長する期間です。この時期に肥料を与えるとぐんぐんと吸い取り栄養となります。しかし、冬の休眠中に与えると吸収できずに残り、肥料やけを起こしてしまう場合があります。冬の間はあげないように気をつけましょう。

与える肥料の分量を守ることが重要です。肥料が強すぎると肥料やけを起こして枯れてしまう場合もあります。必ず表示を読んで適量を与えましょう。
肥料には液体と固体がありますが、どちらでも大丈夫です。

フランスゴムの木の増やし方

フランスゴムの木は生命力が強いので、挿し木で増やすことができます。

切った枝を土に挿しておくと根付く確立が高いのです。
剪定をして切った枝を利用すると木のお手入れにもなり一石二鳥です。
方法は、切った枝を土に挿すだけと非常に簡単です。
挿す土は挿し木用の土が販売されているので、それを使用するとより成功率が高くなるでしょう。
枝を切る時には切れの良いハサミを使用しましょう。切断面の組織が潰れてしまうと水を吸い上げられなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。また、挿し木にする前に斜めに切断しておくとより吸水しやすくなります。

挿し木を成功させるには時期が重要です。休眠が終わり成長を始めた5~6月頃が最適です。冬の間は休眠していて殆ど成長しないので、挿し木をしてもまず成功しません。

フランスゴムの木の植え替えの方法

フランスゴムの木にとっては鉢の中に植えられるよりも広い地面で育つのが幸せなのだろうと思います。地面では根をどこまでも伸ばして広げてしっかりと木を支えて生長します。
しかし、鉢の中では伸びて壁に当たるとぐるぐると鉢の中を巡るしかありません。そのまま生長を続けると枯れてしまいます。

鉢植えのフランスゴムの木をできるだけ幸せに生長させてあげるには2年から3年おき植え替えてあげましょう。

そのときにはワンサイズ鉢の大きさをアップさせます。
広いほうが良いだろうと気を利かせてゆったりしすぎた大きな鉢を選ぶと、却ってフランスゴムの木にとっては災いとなります。
根から離れた部分にある土からは水を吸うことができずに残ってしまいます。そうすると鉢内の土がジメジメとして根腐れを起こしてしまいます。

調度良いサイズの鉢に植えてあげる事がフランスゴムの木を元気に育てるための秘訣となるのです。

根を土と一緒に鉢から出して、根の周り6割程度の土を残して新しい土を入れた鉢に入れます。根の間にもしっかりと土を入れましょう。植え替えが完了したら水を沢山かけて日差しが優しくあたり、風は当たらない場所に置きましょう。