幸福の木が枯れる理由と対処法、植え替えの必要性もご紹介

幸福の木という名前がついていると、枯れると幸福が遠のいてしまいそうな気がします。枯れそうな気配を感じると、なんとか復活させたいと思う方も少なくはないのでは。

そこで幸福の木や鉢植え全般に必要な植え替えについて、植替え枯れることの防止につながる理由、また枯れてしまった場合の対処方法についてもご紹介をいたします。

全体的に枯れているように見えても、木がまだ生きていることもあります。まずは対処方法を試してみてください。

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幸福の木は枯れる前に植え替えが必要

贈り物としても人気のある幸福の木。

何かのお祝いで頂いたという人もいるかも知れません。しかし、ある程度育てているうちに、なんだか元気がなくなってきているなんてことはありませんか。

その幸福の木、もしかしたら植え替えが必要なのかも知れませんよ。

2年以上植え替えせずにそのままにしていると、いづれ、大きくなって、鉢の中も根でいっぱいになってしまいます。鉢底から根っこが出てくるなんてこともあるかも知れません。

そうなると、水はけが悪くなったり、土の中の酸素がたりなくなって根が腐ってくることもあるでしょう。栄養不足で、葉っぱの色も薄くなり、葉っぱ自体も細長く、弱々しくなってきます。

根が腐ってしまうと、いづれ枯れてしまうことも考えられます。そうならないためにも、ぜひ植え替えのタイミングを逃さないようにしましょう。

幸福の木が植え替え前に枯れてしまったら

幸福の木が植え替え前に枯れ始めているなんてこともあるかも知れません。
もう手遅れなのかなどと、落胆しないでください。

部分的に枯れているのであれば、まだ大丈夫。

しかし、そのまま放置していれば、いずれ全部が枯れてしまいます。

完全に枯れてしまう前に、まずはよく観察して、元気な部分の茎や根を探してみましょう。

幸福の木は挿し木で増やすことができる

挿し木で元気な部分を育てて、復活させることができますよ。

幸福の木を挿し木で復活させる方法

  1. 元気な部分の枝を、まっすぐに切り落としましょう。その後、土に指す部分の切り口を斜めにきります。これは切り口を大きくすることで、水分を吸い上げやすくするためです。
  2. 水に2時間~1日程度挿しておきましょう。
  3. 葉っぱを3~4枚程度残して切り落とし、残した葉っぱを更に半分に切ります。
  4. 水分の蒸発を防ぐために、葉っぱは麻ひもなどで束ねて置きましょう。
  5. 水から出して、挿し木用の土に穴を開けて、1/3程度埋めます。
  6. 切り口を傷めては枯れてしまう可能性があるので、優しく植えてあげましょう。
  7. 土に植えたら、穴を塞ぐようにしっかりと土を掛けて、水をたっぷりと与えましょう。
  8. 1~2ヶ月程度で根が出てくるはずです。

幸福の木が枯れて元気な部分が見つからない場合の対処法

幸福の木が枯れてしまった、元気な部分も見つからないなんてときは、もう諦めるしかないのでしょうか。

植え替えても、もう無駄だ、いっそ捨ててしまおうなんて思わないでください。
葉っぱがすべて落ちてしまっても、枝や幹がしっかりとしてはいませんか。

根が生きている場合は復活する可能性もある

まずは、日光がしっかりと当たる場所に移動してあげましょう。

そして、土はしっかりと乾いてから、水をあげるために、ちょっと足りないかなと思っても、すぐに与えないこと。数日間、乾いてから置いて、そして水をたっぷりと和えましょう。

外に放置して置いて、雨ざらしなんてことにはなっていませんか。室内に取り込んであげましょう。

もしかしたら復活するかもしれませんよ。ダメ元でも、試してみる価値はありません。

幸福の木が枯れる理由や植え替えについて

幸福の木が枯れるのには、もちろん何かしらの理由があるのです。いくつか当てはまることがないか確認してみてください。

1.温度管理ができていない

幸福の木は5度以上なければ、育ちません。寒いところでは温度管理に注意してください。

2.日光の調整がうまくできていない

幸福の木は、どちらかといえば日陰でも育つ植物です。ただし、日光不足になると、弱ってしまいます。本来は熱帯地域のアフリカが原産なのです。日光は必要です。
ただし、直射日光が当たると、葉が焼けてしまい変色してしまいます。このような状態になると、日当たりの少ない場所に戻しても、もとには戻りません。
屋外を避け、室内でも直射日光の当たる場所は避けて育てましょう。

3.水のやりすぎ

水をやりすぎると、枯れてしまいます。水やりは土がしっかりと乾いてからあげましょう。受け皿に溢れてくるくらいまでたっぷりとあげてください。

ただし受け皿に溢れた水は、捨てましょう。そのままにしておくと、根が腐ってしまいます。

冬の季節は特に、水を与えるタイミングが重要になってきます。完全に乾いた事を確認してから2日後位に水をあげましょう。

4.水のやらなさすぎ

水を全く与えなくても、枯れてしまうので注意してください。

5.鉢が小さすぎる

幸福の木が徐々に大きくなってきたら、気をつけなければいけないことがあります。それは根詰まりです。

鉢が小さすぎる場合は、根詰まりをおこして枯れてくることがあるのできをつけましょう。大きい鉢に植え替える必要が出てきます。

植え替えについて

植え替えの方法ですが、今までのものより一回り大きめの鉢を用意しましょう。
根鉢を鉢から抜き取りましょう。枯れた根を取り除き、根は手でほぐします。ついている土も、さっとで良いので取り除いてください。

鉢底に、鉢底石を敷き、その上に土を薄く敷きます。幸福の木を鉢に入れたら、根のスキマまでしっかりと土が入るように、丁寧に土を入れてください。

植え替え時期は5月~9月中旬頃が適しているでしょう。

幸福の木が枯れる前に植え替えを行った場合の、その後のお手入れ方法

幸福の木が枯れる前に植え替えを行った後は、より丁寧に育てることが大切になります。
弱っている状態は、植え替えた直後から変わるわけではありません。まだ弱っているという事を念頭に入れておきましょう。

幸福の木の植え替え後のお手入れ

  1. 土を入れたら、水やりをし、風のない日陰で育てます。カーテン越しの明るめの日陰がおすすめです。
  2. 肥料は与えず、水は土が乾いてからから与えましょう。小まめに葉に霧吹きなどで水をスプレーすると良いでしょう。
  3. 1週間程度は、植え替えた環境に慣らしてあげることが重要になります。

幸福の木は、成長がはやく、根も太いので、気づいたときには、鉢の中に根が詰まった状態になってしまうことがあります。

できれば2年に1回程度、成長が早いようなら1年に1回程度植え替えてあげましょう。

幸福の木が枯れ始めたら、不幸の始まりなんじゃなかと感じてしまう人もいるかもしれません。実際、植物が枯れるくらいで実際に不幸になる人はいないはずですが、枯れてしまえば後味は悪いものです。

できれば元気に復活させたい、それならば、完全に枯らしてしまう前に、植え替えなどを行い、復活させてあげましょう。過度に気を使いすぎて、水を与えすぎないこと。乾ききってから、あげるくらいで丁度よいのです。

植物を育てるのは、なかなか難しいものです。しかし、あなたの育てている幸福の木が元気なら嬉しいことです。グリーンに心が癒やされること間違いなし。ぜひ頑張って育ててみてくださいね。