モンステラの気根による増やし方、剪定方法から飾り方までご紹介

個性的な葉をもつモンステラは、地中の根以外にも気根と呼ばれる根があり、気根による増やし方が一般的です。

気根をそのままに、ダイナミックなモンステラに育てるのもいいですが、剪定をして増やしてみませんか?

選定方法や増やし方について詳しくご紹介します。
存在感がありすぎて、置く場所に悩んでしまう方も多いようです。楽しみ方や飾り方のコツもぜひご覧ください。

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ハワイではとても神聖な植物で、風水的にもとても優れた観葉植物ですよ。

気根はモンステラにとって大切な部分

モンステラの特徴は個性的な葉だけではありません。
土の中だけでは無く地上にも根を持つことです。
これを気根といいます。

茎からも根を伸ばして、空気や空気中の水分を取り込んだり、余分な水分を排出したりと土の根の中の補助的な役割をしています。

気根にはバランスをとる役割もあります

大きな葉が特徴的なモンステラは、成長するとどうしてもバランス悪くなってしまいます。
そんなとき、自生しているモンステラは近くにある大木に気根を巻きつけてたりしてバランスをとるのです。

時には地中まで気根を伸ばして、土の中の根と同じ役割を担うこともあります。

モンステラは他の観葉植物同様に挿し木や水挿しで増やすことが出来ますが、この気根の特性を利用すると成功率をあげることが出来ますよ。
詳しくは次でご紹介しましょう。

気根を利用したモンステラの増やし方、剪定方法と茎挿し方法

モンステラは茎部分を土に埋めたり水につけるだけで増やすことができるのです。

茎をそのまま土に挿しておいたり、横に寝かせておくだけでも増やすことができます

茎だけでも増やすことができますが、気根も含めて挿し穂にするのがおすすめです。

先程もご紹介しましたが、気根は地中に入ると土の中の根と同じ機能をするようになります。

気根を含めて挿し穂をつくり、挿し木にすること気根から新たに白い根が生えてますよ。
  1. 挿し穂を作るときには、茎を1~2節でカットします。
  2. 1節なら葉が1枚、2節なら葉が2枚ついてるような状態になります。
  3. この時、気根があれば含めるようにしてくださいね。
  4. 気根がない節も時間はかかりますが、ちゃんと根を生やしてきますから、挿し穂として使いましょう。
茎のカットが終了したら、葉を根元からカットして切り落としてしまいます。
葉があると、水分が蒸発してしまって根がでる前に茎が乾燥してしまうことがあるからです。

挿し木の方法は至ってシンプル

鉢に鉢底石と土を入れたら、カットした挿し穂を土に挿します。
根に近い方の茎を土の中に埋めて、気根にも土をかぶせるようにしましょう。

  • 挿し木の後は水をしっかり与えます。
  • 新たな芽を出すまでは、土を乾燥させないように育てましょう。

茎を横に寝かせる方法もあります。

茎伏せといい、こちらは気根がない場合の方が行いやすいでしょう。

こちらも方法はシンプルで、先程と同じ様に土を入れた鉢を用意して、茎を寝かせて半分下まで土で覆うだけです。

注意したいのは葉が生えていた部分を上に向けること。
水やりについては先程と同じように、新芽をお目にするまでは乾燥させないように注意してくださいね。

モンステラの気根を水に入れ、根が増えてから植え替える増やし方でもOK

モンステラの挿し穂を作ったら、そのまま土に挿して挿し木にすることができますが、土では根がしっかりと成長してくれているのかわかりませんよね?

実は、しっかりと根を生やしてから土に植える方法もあります。

水挿し

水差しにする場合には、気根を含めて葉は切り落とさずに挿し穂を作ります。
できた挿し穂を水に挿してそのまま様子を見ましょう。

気根は土に潜ると土の中の根と同じ役割をします。

同じ様に水にさしても、土の中の根と同じ役割を果たすために、気根からどんどん根を生やしてくれます。

水中なので、どれくらい根が育っているのかは一目瞭然です。しっかりと根が増えたら水挿しを卒業して、土へと植え替えてあげましょう。

茎挿し水挿し、それぞれの気根の増やし方の管理方法

モンステラを増やそうと挿し木や水挿しにした場合、いつものモンステラと同じ様に育てていると失敗してしまうかもしれません。

挿し木や水挿しから植え替えられたばかりのモンステラは現状に慣れるので精一杯の状態

ちょっとしたことでも影響を受けやすい時期ですから、挿し木や植え替え後はできるだけ優しく管理してあげてくださいね。

挿し木にした時にポイントとなるのは、湿度です。
挿し穂を乾燥させてしまうと、失敗します。しかし、水の与えすぎもよくありません。

挿し木にしたのがベストと言われる6~7月頃の場合には湿度の高い季節ですから、水やりは控えめにした方が良いでしょう。

また、肥料も1ヶ月経過するくらいまでは必要ありません。

水挿しで発根させてから土に植え替えた場合には、挿し木以上に乾燥に弱いので注意してくださいね。
適度な水やりがかかせません。

根が土と馴染むまではモンステラに優しい環境で育ててあげてくださいね。
元気に育ってきたら、普段の管理方法にシフトしましょう。

葉に特徴があるモンステラ、楽しみ方や飾り方のコツ

モンステラの特徴といえば、やはり個性的なフォルムの大きな葉ですよね。

個性的な葉の割に、意外とどんな場所にでも違和感なく馴染む点もモンステラの特徴です。小さな物ならリビングのテーブルやちょっとした場所にも、トイレや手洗いなどの水場にアクセントしておくのもおすすめです。

中型以上であればウェルカムプランツとして玄関に置くのも素敵ですよね。
鉢の大きさに合わせて、椅子や台などを使って飾ると高さがでるので飾りやすくなるうえに、インテリア性もアップします。

ベットルームなどプライベートな空間を彩る時にも、おすすめの方法です。

モンステラには耐陰性があるので、置き場所をあまり選ばないのがメリットですよね。
グリーンが欲しいと思った場所に飾ると良いでしょう。