ドラセナは観葉植物の中でも育てやすい植物とされています。また育てやすことに加え花言葉が幸運を意味するものもあり、プレゼントとしていただくことも多い観葉植物の1つです。
しかしそんなドラセナも枯れてしまうことがあります。なぜ育てやすいと言われるドラセナが枯れるのか?気になる疑問についてお答えします。
もちろん、枯れてしまった場合の対処方法についてもご紹介をいたしますので、諦める前にぜひ試してみてください。
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観葉植物のドラセナが枯れる原因は日光の場合も
ドラセナは幸福の木とも呼ばれるので結婚のお祝いなどでもらったり、新生活を始める時に購入する方が多いのではないでしょうか。
そんな幸福の象徴であるドラセナが枯れてしまうと、これからの生活に不穏な影が生じるのではないかと不吉に思ってしまう方もいるでしょう。
恐らく姉の家では日光が足りなかったのではないかと思われます。
ドラセナは日向を好む植物です。直射日光は強すぎるので避けなければなりませんが、室内の窓辺など日当たりの良い場所に置くとよいでしょう。
また、熱帯の植物なので寒さに弱いです。冬場でも5度を下回る場所には置かないように気をつけましょう。一日のうちに温度差が激しくなるのもよくありません。なるべく温度が一定になる場所に置きましょう。
観葉植物のドラセナが枯れる?水やりにも注意が必要
日光や温度の他に観葉植物のドラセナを枯らせてしまう原因として、水の与えすぎが挙げられます。
ドラセナは乾燥に強いので、土の表面が乾燥してから水が鉢の底から浸み出る程度与えるようにします。
水を与えすぎると根腐れを起こしてしまい、葉が枯れたり根がぐらぐらとしてきます。鉢の受け皿に浸み出て溜まった水は鉢底の空気の通りを塞いでしまうので捨てるようにしましょう。そのままにしておくと根腐れの原因になってしまいます。
根が全て駄目になってしまっても上部の幹や枝を挿し木して復活させることができるので、ポイと全体を捨ててしまわずに健常な部分を挿し木してみるとよいでしょう。
害虫が原因で観葉植物のドラセナが枯れることも
ドラセナは多湿よりも乾燥を好む植物ですが、乾燥しすぎると害虫が付いてしまう場合があります。
よく付く害虫には、白くてワラジムシのような形をしたコナカイガラムシ、白や茶色のいびつで丸い形をしたロウカイガラムシ、小さくて白や黄色、茶色などのハダニなどが挙げられます。見つけたら速やかに取り除きましょう。
ドラセナの葉が枯れる場合の対処法
日光も温度も水やりも問題なく害虫も居ない、という場合には鉢の中が根でいっぱいになっている可能性があります。
植え替えられてから2~3年程度で鉢の中は根でいっぱいになります。また、土もどんどん固くなり栄養もなくなります。水をあげてもなかなか土の中に吸収されない場合は土が固くなっています。
ドラセナを枯らせることなく元気に成長させるためには2~3年おきに植え替えを行う必要があります。
また、植え替えを冬など誤った時期に行っても枯れさせてしまいます。植え替えは5月から8月までの間に行いましょう。
植え替える鉢は一つ上の大きさのものにします。
大きい鉢に植え替えておくと次の植え替えまで長持ちすると思われがちですが、鉢が大きすぎると根の分岐が促されないので丈夫な根に成長できません。また、水を効率よく吸い上げることができません。更に、鉢にゆとりがあっても土は2~3年で固まってしまい根に酸素が行き渡らなくなってきます。そのためやはり2~3年で植え替えを行う必要性があるのです。
ドラセナの幹が枯れてしまった場合について
ドラセナの幹が枯れてしまっても諦めないで下さい。
まるで不死鳥のように蘇る植物を何度も目にしています。
ドラセナの幹が枯れていても、木全体が枯れるにはかなりの時間がかかります。
探してみるとどこかに枯れていない部分がある場合が多いものです。
そうすると土に挿した部分から根が出てくる場合があります。
可能性がありそうな枝を切り取って土に埋めておきましょう。
挿し木はできるだけ成長期である春から秋にかけて行いましょう。
庭の直射日光が当たらない場所の土に挿しておくだけでよいのです。枯れてしまったと諦めずに、根が出たら儲けものというくらいの気持ちで試してみて下さい。