観葉植物の育て方【サンスベリア】植え替え方法と管理方法を解説

観葉植物のサンスベリアを育てているとき、適切な時期に植え替えをする必要が出てきます。ですが、植え替えに関する知識がなければ、正しい方法で植え替えをすることができません。

ここでは、サンスベリアの正しい植え替え方法と、植え替え後の管理についてお伝えします。

サンスベリアを元気に育てるためにも、基本的な知識を知って上手に管理をしましょう。

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観葉植物のサンスベリアの植え替え時期と植え替え頻度

サンスベリアは丈夫で鉢に植えておいてもどんどん大きくなり増えていきます。2年も経つと鉢内は根が渦巻いた状態になってしまい、そのまま放っておくと枯れてしまいます。

観葉植物のサンスベリアは、植え替えてから2年以上経過した場合や鉢の底から根が出ていたら植え替えてあげましょう。

また、鉢内の土は段々と硬くなります。水をあげても吸い込まれるまでに時間がかかるようになったら植え替えてあげましょう。
サンスベリアは生命力がとても強いので植え替えで枯れてしまう事はまずありませんが、時期を誤ると簡単に枯れてしまう場合があります。
そもそも熱帯で育つ植物なので、日本では冬の寒い間には休眠してほとんど生長しなくなります。植え替えると根の細かい部分が切れてしまうので、新しい土に再び根を張り巡らさなければなりません。しかし、休眠している間には殆ど生長しないので新しい土の中に根付くことができずにそのまま枯れてしまう場合があるのです。

植え替えは5~6月頃が最適です。

これからぐんぐんと生長する時期なので、傷んだ根を修復してしっかりと新しい土に根付くことができます。暑すぎる時期も植え替えにはよくないので、7月に入り真夏の暑さが訪れてしまった場合には9月になり暑さがおさまってから植え替えるとよいでしょう。

サンスベリアを植え替え・観葉植物の鉢と土について

サンスベリアを植え替えるときには、水はけの良い新しい土を用意します。

サンスベリア専用の土か、観葉植物用でアロエ用の土でも大丈夫です。
それらが手に入らない場合には自分で配合しましょう。小さい赤玉土を半分、腐葉土が4割、川砂が1割で混ぜます。
鉢の底に鉢底石を入れるとより水はけがよくなり根腐れしづらくなります。

鉢は今までの鉢よりもひとつ大きなものに植えます。

鉢を大きくしたくない場合には株分けをして植えるサンスベリアの量を少なくして同じ鉢に植えましょう。土は必ず新しいものを使用して下さい。

サンスベリアを植え替えるときの実際の手順

サンスベリアの下部を掴んで根と土を一緒に鉢から引き出します。根が底の穴から出て絡みついている場合には切っておきましょう。引っ張っても出てこない場合には土と鉢の間に細い棒を差して空間を作ります。
根の周りの土6割程度を残して他は取り除きます。根が腐ってじゅくじゅくしている部分がある場合には切り落としましょう。
株分けする場合にはできるだけ根がちぎれないように上部と根の部分を支えながら分離します。
新しい鉢には鉢底石を敷き、土をさらっと敷きます。サンスベリアを入れて植え付けの高さを決めます。土を入れた時に表面が鉢の縁から4cm程度下がるようにしましょう。高さに合わせて土を敷き、サンスベリアをのせて周囲を土で埋めていきます。根の間にも棒でつついて土をしっかりと入れましょう。

夏の間に鉢を外に置く場合には、鉢の底にネットを敷いておくことをおすすめします。鉢の底からナメクジやワラジムシが入り込むのを防ぐことができます。

植え替え後の観葉植物の管理方法・サンスベリアの育て方

サンスベリアを植え替えた後は療養が必要です。

強い日差しが当たらず、風も当たらない場所に1週間から2週間程度置きます。植え替えが完了した時にすぐ水をたっぷりとかけます。その後療養期間中は土の表面が乾いて白くなった状態を3日程度保ってから水を与えるようにします。植え替えて根付くまでは特に根腐れを起こしやすいので、とにかく水は控えめにあげます。

療養期間が明けたら通常通りに管理します。

水は土の表面が乾いたらあげるようにします。秋になり寒くなってきたら土の表面が乾いてから1日、2日と日を空けて、水をあげる回数を減らしていきます。冬は乾いてから5日以上経過してからあげるようします。冬の間は置いている場所の環境によって必要とする水の量がかなり異なります。常時温かく暖房された室内では空気も乾燥するので多めに必要になり、暖房されていない廊下などに置く場合には一ヶ月に一回程度で充分になります。置いている場所の環境に合わせてあげましょう。
置き場所は日の良く当たる場所が良いのですが、真夏の強すぎる日差しが当たり続けると葉焼けを起こしてしまう場合があります。強すぎる日差しは簾などで和らげてあげましょう。

植え替え後もしっかり管理!サンスベリアの病害虫と冬越について

サンスベリアには虫が付きづらいですが、それでもカイガラムシやアブラムシなどが付いてしまう場合があります。風通しが悪かったり葉が乾燥しすぎると付き易くなるので、空気がこもるような場所には置かないこと、葉が込み合ってきたら剪定してあげることで予防できます。葉に霧吹きで水をかけてあげると乾燥しすぎを防ぐことができます。

虫はどんどん増えるので、早期に発見すると簡単に駆除することができます。アブラムシは濡らしたティッシュなどで拭き取ってしまいましょう。カイガラムシは強力にくっ付いているのでひとつずつ引き剥がして取るか、ブラシで擦り落とします。

サンスベリアの葉は縦方向に伸びているので埃が積もりづらいですが、それでも付きます。埃が付いていると光合成や蒸散を行うのによくありません。気がついた時には濡らしたタオルなどで拭き取りきれいにしてあげましょう。その時に虫が付いていないかなど健康チェックをしてあげると、異変に早く気がついて対処することができます。