モンステラは葉の形が可愛らしく、部屋のインテリアとしても人気です。
しかし育てやすく成長しやすいモンステラは、定期的に鉢の植え替えが必要になってきます。
ここではモンステラの植え替え時期や、植替えが必要なサイン、もちろん植え替え方法についてもご紹介いたします。モンステラの植え替えには鉢の大きさや、植え替え時期が重要なポイントとなります。このような点に注意をして、モンステラが生き生きと育つように植え替えをなさってください。
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モンステラの鉢の選び方と植え替え方法
モンステラを植え替えるときには今まで使っていた鉢よりもワンサイズ大きい鉢を選びます。
私は最初、どうせならもっと大きい鉢に植え替えてあげた方が伸び伸びと成長できて、次の植え替えまでの期間も長くなり良いであろうと考えました。しかし、そううまくはいかないもので、根から遠い位置にある土からは水分を吸いとる事ができず、鉢の中が常に水でたっぷりの常態になります。そうすると根腐れを起こしてしまうのです。
夏の間に外に出す場合には、植え替える時に鉢の底にネットを敷く事をおすすめします。ネットがあると底の穴からナメクジやワラジムシなどの虫が侵入するのを防ぐことができます。
モンステラの鉢の植え替えが必要なサイン
他に、鉢の底の穴から根がはみ出してきたり、2年以上植え替えていない場合には植え替え時です。
鉢の中が根でいっぱいになると元気が無くなり枯れてくる場合もあります。葉の先が枯れ始めたり黄色くなったりと元気がなくなってきたら植え替えてあげましょう。
素焼きの鉢では根がいっぱいになると割れてしまう場合もあります。
植え替える時にはモンステラを鉢内の土ごと鉢から引き出します。
この時に、なかなか鉢から出てこない場合があります。モンステラの根元の部分を掴んで引っ張り出すことになるのであまりに力を入れるとモンステラが折れたりちぎれてしまいます。鉢と土の間に尖ったものを差して空間を作ってから引き出しましょう。根が鉢底の穴から出て絡んでいる場合には出ている部分の根を切り取りましょう。それでも出せない場合には、鉢を切断したり割って出すしかありません。
そのため、鉢はあまり高価なものを選ばないようになりました。
あと、陶器や焼き物の鉢は重たいので、植え替えをしたあと屋内に運び込むのに一苦労しました。植え替えするために外に出す作業も大変でそれを体験してからはプラスチックの軽い鉢を選ぶようにしています。屋内で置き場所を変えたいときにも、鉢が軽いと気軽に移動させられます。
モンステラが成長したら植え替えの前に切り戻しを考えてみよう
モンステラの植え替えを直ぐに出来ない場合やあまり大きくしたくない場合には、切り戻しをすると良いでしょう。
全体のバランスを見て余計な部分の葉を根元から切り取ります。
葉の付け根から根が出てくる気根がある場合には、気根ごと切り取ると簡単に株分けできます。気根は土に挿したり水に付けて置くとそのまま根となり成長します。
但し、切り戻しによって鉢の中の根が減るわけではありません。あくまでも一時的な処置と考えて、時間のある時に植え替えを行ってあげましょう。
モンステラの鉢を植え替えするには時期が重要
植え替えは行う時期を誤るとモンステラを枯れさせてしまいます。
植え替えに最適な時期は5~6月頃です。
モンステラは暑い地域の植物なので冬の間は休眠します。春になり温かくなってから冬に入るまでの間が元気よく成長できる季節です。秋が近づいて寒くなってくると成長が鈍くなり冬は休眠し、春が近づいて温かくなってくるとまた成長し始めます。
冬の休眠している間や、これから休眠するという時に植え替えをするとうまく根が付かなくて枯れてしまう場合があります。
植物の根は太い部分から細い毛のような根が出て土に中に張り巡らされています。植え替えにより土が剥がれて細い根もちぎれてしまいます。植物にとっては植え替えは大手術を施されるようなもので、大変大きなダメージを受けるのです。そのため、眠っている時期に行うと根が伸びずに枯れてしまう場合があるのです。