アンスリウムは個性的な赤い花を咲かせる人気の観葉植物です。華やかな花はお部屋の中を明るくしてくれます。観葉植物を育てていると、必要になるのが植え替えの作業です。
そこで、アンスリウムの植え替えに適したタイミングや、植え替えの手順についてご紹介します。初めて植え替えをするという時には、ちょっと面倒なのでは…、と思う方も多いと思いますが、これからも元気に育てるためには必要な作業です。手順通りに行えば、それほど難しい作業ではありませんので、適したタイミングで植え替えを行いましょう。
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観葉植物アンスリウムに植え替えが必要な理由
数年で根詰まりを起こしやすく、鉢の底から根が出てきたら植え替えや株分けをしてください。
また、お店で売られているアンスリウムは小さい鉢で売られていることが多く、すでに根が詰まっている場合があるので、ひとまわり大きな鉢に植え替えてあげた方がいいでしょう。
観葉植物アンスリウムの植え替えに適したタイミング
根が詰まってきてしまって植替えを行う時には、暖かい地方が原産のアンスリウムに適した時期に暖かい気温の日を選んで行うことが大切です。
観葉植物アンスリウムの植え替えの手順
植替えを行う時には、ひとまわり大きな新しい鉢と鉢皿、水はけのいい土、赤玉土、鉢底用の石、清潔なハサミを用意します。
観葉植物用の培養土はアンスリウムには水はけの良さが足りないことが多いので、赤玉土やパーライトを混ぜて水はけの良さをさらに高めることをおすすめします。
- 新しい鉢の底に石を敷き詰め、その上に水はけの良い土を鉢の1/3ほどまで入れ、真ん中を少し開けるように土を外側に寄せます。
- アンスリウムを鉢から取り出し、古い土をほぐして取り、傷んだ根をハサミで切り落とします。
土は全部取らず、外側に大きく付いた部分だけで構いません。 - アンスリウムを新しい鉢の真ん中に入れ、まわりに新しい土を入れて土を少し押さえます。
土の量は鉢のフチから2~3センチ下になるくらいにしましょう。 - 土を入れ終わったら鉢底から出くらいまでたっぷり水やりをします。
- 水が垂れなくなるまで切れたら、鉢皿にのせて植え替えは完了です。
アンスリウムの植え替えの注意点
アンスリウムの植え替えをする時に用意する鉢は、ひとまわり大きな鉢を選んでください。
同じように根腐れを防ぐために余分な水分を残さないよう、鉢皿に水を溜め込んではいけません。
植替え後は株を落ち着かせるために、肥料を与えてはいけません。
1~2か月は肥料は与えずに水やりだけにして、株への負担を減らしてください。
アンスリウムの植え替えで取り除いた子株を使って増やす方法
アンスリウムの植え替えをしたときに、根元に子株が付いているのを見つけた時には、小さな鉢を用意して株分けをしてあげましょう。
親株と子株を手で分けますが、根が詰まりやすいアンスリウムは親株と子株の根が絡まって取りにくいことが多いので、その場合はハサミで切って分けてください。
- 親株を鉢に植えたら、子株も同じように鉢底石を敷き詰めて土を入れた新しい鉢に植え、隙間なく土を入れます。
- 根をほぐす時に根の間の土が取れてしまって、根の間に隙間ができやすいので、隙間にも土が入るように棒を使って根を傷めないように気を付けながら土を入れます。
- 最後に水をタップり与え、1~2か月は肥料を与えないようにして株を落ち着かせます。
子株を見つけて株分けをする時には、株分けがしやすいように前の日には水やりを控えるといいですよ。
アンスリウムを増やすには、子株を株分けする他にも挿し木で増やすことができます。
小さめの新しい鉢、バーミキュライト、ハサミを用意してから挿し木を行います。
- バーミキュライトを水で湿らせておき、アンスリウムの元気な茎を15㎝くらいの長さでハサミで切り取り、バーミキュライトに挿します。
- 茎を切り取る時には根が出やすいように斜めに切り、切り取った茎は下についている葉を切り落としてからバーミキュライトに挿してください。
- 日陰の明るいところに置き、乾きやすいバーミキュライトが乾かないように水を与え、根が出たら新しい鉢に水はけのいい土を入れて植えます。