コウモリランを育てている方は、普通の植物と同じ様に定期的な植え替えが必要なのでは?とその植え替え時期や、方法について気になるところではないでしょうか。
ここではコウモリラングランデに注目し、植え替えの必要性や、方法についてご紹介をいたします。
また植え替え時期に、植え付けをするのも見た目が変わりおすすめです。ヘゴ板に植え付けをする方法についても紹介をしていますので、合わせてお読みください。
観葉植物ベンジャミンの育て方。置き場所や水やり、基本のお世話
ベンジャミンは人気の観葉植物で、お部屋のインテリアとしてはもちろん、お店などでもよく目にする植物です...
観葉植物【ポニーテール】 切り戻しのやり方と元気に育てるコツ
ふさふさをした葉っぱと丸みを帯びた幹の部分が魅力的な観葉植物のポニーテール。見た目だけではなく育...
モンステラの気根による増やし方、剪定方法から飾り方までご紹介
個性的な葉をもつモンステラは、地中の根以外にも気根と呼ばれる根があり、気根による増やし方が一般的です...
コウモリラングランデの植え替えについて
アフリカや南米、東南アジアなどの熱帯地域に広範囲で自生している植物で、木の上や岩場などの厳しい環境でくっつくように着生しているため、とても丈夫で水やりなどのお手入れも他の観葉植物と比べると少なくて済むために初心者でも育てやすい植物です。
コウモリランは名前の最後にランと付いていますが胡蝶蘭のような蘭の仲間ではなく、シダ科に属します。
蘭ではないので美しい花が咲くことはありませんが、大きく育った葉の見た目を楽しむことができます。
コウモリラングランデは基本的に植え替えは必要ありません。
植え替えをする時には春から夏にかけての暑くなる前の時期に済ませるようにしてください。
コウモリラングランデの植え替え、植え付け方法
コウモリラングランデを鉢植えで育てる場合は、水苔か水はけのいい土を使います。
まずはコウモリラングランデを鉢から取り出して根に付いている土や古い水苔をきれいに取ります。
新しい水苔を丸めて苔玉のような状態にし、根をのせてさらに水苔で巻いていきます。
鉢の底に鉢底用の石を敷きつめ、水苔で巻いたコウモリラングランデを鉢に入れ、隙間に水苔を敷き詰めます。
シャワーホースなどで水をかけて水苔にたっぷり水を吸わせたら、数時間日光に当たるような半日陰に置きます。
大きくなりすぎた時でなければ植え替えは必要ないので、植え替えをする時が来たら春から夏にかけての時期に行ってください。
植え替え時に植え付けを!コウモリラングランデをヘゴ板に植え付けする方法
コウモリラングランデの人気の植え方に、ヘゴ板に植え付けて吊るして楽しむ方法があります。
コウモリラングランデのダイナミックさがより引き立つ植え方です。
シダ植物の茎なので、シダ植物の仲間であるコウモリラングランデの植え付けには適しています。
ヘゴ板は表面が粗くて通気性が良く、植え付けた根が絡まってつきやすいといった特徴があります。
通気性がいいので根腐れの心配がほとんどなく、ヘゴ板自体が傷む心配も少なく扱いやすい素材です。
植え替えをすることがあまりないコウモリラングランデなので、植え替えをするタイミングが来たら、思い切ってヘゴ板へ植え付けてみましょう。
ではさっそく、ヘゴ板への植え付け方をご紹介します。
まず、株の根についている古い水苔をきれいに取り除きます。
新しい水苔を水で濡らし、柔らかくなったらギュッと水を絞ります。
絞った水苔をほぐし、貯水葉を覆うくらいの水苔をヘゴ板の中央にのせます。
コウモリラングランデを吊るすには上下があり、株の中央にある成長点より下に胞子葉が来るように株を置きます。
胞子葉のすぐ下をひもで縛り、成長点から上に少し離した部分も縛ります。
大きい株は重いのでひもでは落ちてしまう場合があるので、針金を使いましょう。
コウモリラングランデの普段のお手入れについて
コウモリラングランデの水やりは、株が小さいときにはバケツに浸けたりジョウロでたっぷり水やりをします。
室内で育てている大きな株は、シャワーを10分ほどかけてたっぷりみずをかけます。
夏は2週間に1度、冬は毎日葉水を与えて、1か月に1度水やりを行います。
たっぷり水をかけた後はそのまましばらく置き、水が垂れなくなったら元の場所に戻して完了です。
水やりの後には、液体肥料を薄めてタオルやスポンジに染み込ませ、貯水葉に染み込ませるように与えます。
風通しのいい場所で育つ植物なので、窓を開けたり扇風機やサーキュレーターの風を間接的に当ててあげましょう。
直射日光に当たり続けてしまうような場所ではなく、日中に数時間だけ日光が当たるような半日陰が置き場所に適しています。
コウモリランを育てる場合は温度にも注意を
コウモリラングランデの原産地は熱帯の地域なので暑さにはとても強いのですが、そのぶん寒さには非常に弱いため、外で育てる場合でも最低気温が10度を下回ってしまうような時には、室内に入れるなどして暖かいところに移動させましょう。