ふさふさをした葉っぱと丸みを帯びた幹の部分が魅力的な観葉植物のポニーテール。
見た目だけではなく育てやすさからも人気があります。
ポニーテールが元気に成長していくと切り戻しという作業が必要になります。
今回は切り戻しのやり方を紹介します。観葉植物を元気に育てるためには、切り戻しや剪定や植え替えなどを行いましょう。
ポニーテールの置き場所や、水やりなど基本の育て方も確認しておきましょう。
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観葉植物・ポニーテールの切り戻しのやり方
ポニーテールはその名の通り、馬の尻尾のようにカールした細長い葉っぱが特徴的な観葉植物です。
丈夫で初心者にも育てやすいことから、一人暮らしの方にも人気は高いのだとか。ポニーテールを育てるにあたっては、生長に合わせて「切り戻し」を行う必要があります。
ポニーテールの切り戻しとは
ポニーテールは膨らんだ幹の部分に水分を溜め込むことができるため、直射日光や乾燥にも強いとされています。
それを防ぐためには、ある程度伸びたところで葉の根元からハサミで切り落とすことで、新たな芽が成長する手助けをしてあげることを、切り戻しと呼びます。
観葉植物・ポニーテールの形を保つための切り戻しなどの作業
実は、もらった当初の鉢植えのままではかわいそうなほどに成長しきったポニーテールを、結婚後に別の鉢に植え替えしようとした際に、幹の付け根の一箇所を誤ってボキッと折ってしまったのですが、その後とくにお手入れをしなくても、数カ月後にはそこから新たな芽が出てきて、あっというまに折れる前の元の状態と変わらないほどに葉が生い茂ったのでした。以降は、気になった時に切り戻しをしたり、土が乾いたら時々水をやる程度で、今でも我が家のポニーテールは元気に育っています。
鉢の植え替えを行った以降は、幹の根元もさらに大きく膨らみますので、成長に合わせて2年に1回程度は大きな鉢へと植え替えをしていく必要があります。
切り戻しなど季節別のポニーテールの育て方
観葉植物を育てるからには、季節による環境の変化に合わせた育て方を覚えておかなくてはなりません。
季節ごとのポニーテールの育て方
- 冬から春先まで
気温の低い時期には、なるべく日の当たる場所に置いておきます。水のやりすぎには注意して、根腐れを起こさないようにしましょう。4月の終わりから5月中旬辺りの時期が最も切り戻しをするのに適しています。 - 梅雨時から夏にかけて
この時期はポニーテールが一番成長するため、水やりに加えて肥料も与えると良いでしょう。特に暑い時期には1回にあげる水の量を少し多めにして、表面が乾いてくるごとに水やりをします。成長を促すには、時々外に出して日光をあてます。その際は害虫にご注意を。 - 秋口から寒くなるまで
肥料は与えず、徐々に水やりの回数や量を減らしていきます。
観葉植物・ポニーテールの置き場など
ポニーテールは、今では観葉植物として高い人気がありますが、元々は乾燥した地域に生息していたため、最低限の水やりでも育つというところが、初心者にも育てやすい理由の一つでもあります。
家の中においてもなるべく日光の当たる場所に置くのはもちろん、夏場は時々外に出して育てるのが理想です。気温の高くなる夏場には少し水やりの量を増やしますが、それでも土が乾いてきたと感じてからで十分です。むしろ、水をやりすぎることによる弊害のほうが大きいため、他の観葉植物と同じ感覚でマメに水やりを行うのは控えてください。
冬場は極力水やりの回数を減らしますが、乾燥した室内においては、時々霧吹きを使って葉を湿らせてあげましょう。
鉢の向きを固定してしまうと、日光の当たる方だけ成長スピードが早くなってしまいますので、時々鉢の向きを変えて全体的に日光を当てることで、形よく育てることができます。
観葉植物・ポニーテールを育てるときの注意点
観葉植物を育てるうえでは、水やりとともに適切なタイミングで肥料を与えることも重要です。本来、ポニーテールは特に肥料を与えなくても育つことができる植物なのですが、元気に成長させるためにも、肥料の力を利用しましょう。しかし、こちらも水やりと同様にやりすぎには注意が必要です。
観葉植物のポニーテールに肥料を与えるタイミング
ポニーテールに肥料を与える場合、最も簡単なのは固形の肥料を使う方法です。年2回、春と秋頃に土の上に固形肥料をのせる程度に留めましょう。室内で動物を飼っているお宅では、誤飲を防ぐためにも液体肥料を使われたほうがより安心かと思いますが、こちらも与えすぎは禁物です。
観葉植物のポニーテールは乾燥に強く湿度に弱い
ポニーテールは乾燥に強い反面、湿度の高い場所を嫌います。根腐れや害虫による被害を防ぐためにも、とくに湿度が高くなる梅雨時などは、なるべく風通しの良い場所に移しましょう。