ユッカ・ロストラータを地植えで育てよう!育て方と注意点

鉢植えの観葉植物として人気のユッカ・ロストラータですが、お庭のある一軒家に住んでいる人は「地植え」に挑戦してみませんか。お庭にあるだけで存在感も抜群です。

今回は、ユッカ・ロストラータを地植えで育てる方法と注意点について説明します。比較的寒さには強いのですが、植える場所には注意が必要です。

また、大きく成長した場合のお手入れ方法についてもご紹介しますので、剪定などのやり方も理解しましょう。

せっかくユッカ・ロストラータを地植えするなら、ドライガーデンにすることもおすすめです。そのアイデアもご紹介します。

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ユッカ・ロストラータを地植えする場所と注意点

ユッカ・ロストラータは寒さに強く、地植えさせて楽しむこともできます。

日当たりが良い場所でも日陰でも育ってくれるので、地植えも簡単にできる種類でもあります。家の前にユッカ・ロストラータがあると、それだけで雰囲気ががらりと変わったりもしますよね。存在感があり、とても印象的です。

ユッカ・ロストラータの地植えに挑戦してみようと思ったら、地植えさせる場所の土を整えておくと良いでしょう。

土の水はけが良い状態にしておきます。
ユッカ・ロストラータを植え込むための穴を掘ったら、それよりももう少し深く掘り、鹿沼土やパーライトを加えて土に混ぜ込んでおきます。

ユッカ・ロストラータは寒さにも強いですが、冬場の気温がマイナス7℃以下になったり、土が氷ついてしまうのはよくありません。心配な場合は家の壁際に植えるようにするか、又は藁などを敷いて霜対策を行ってください。寒さ対策としてシートを被せるのも効果的です。

地植えしたユッカ・ロストラータの育て方

地植えしたユッカ・ロストラータは、自然に任せておくことができます。

水やりも必要なく、雨水だけで十分です。ただ、地植えした直後はたっぷりと水を与えるようにしてください。あとは特に気にしないで大丈夫です。

肥料に関しては、気がついたときに与える程度で十分でしょう。ユッカ・ロストラータの状態を見て、肥料が必要と感じたときに、暖効性の肥料を一握り程度与えてください。株から少し離れた場所に与えます。ただし寒い時期に肥料を与えてしまうと、根が焼けてしまいますので、気温が20℃を超える頃を目安にして肥料を与えるようにしましょう。

日陰でも問題なく育ってくれるユッカ・ロストラータですが、日光不足になると葉の状態が悪くなる場合もあります。葉の色が悪くなったり元気がないような場合は日光不足が考えられます。

地植えするときは完全に日陰になるような場所は避け、適度に日光が当たる場所を選んでおくと安心です。葉が一度悪くなってしまったら、その葉は元には戻らないため、新しく生えてくる葉を待つしかありません。

地植えしたユッカ・ロストラータが成長したら、お手入れが必要です

地植えしたユッカ・ロストラータが元気に育ってくれのは嬉しいですが、ある程度成長したら枝の剪定などのお手入れが必要です。

ユッカ・ロストラータは環境が良いと4メートルほどの高さにまで成長します。成長するに伴って枝が間延びし、見た目のバランスも悪くなってしまいます。枝が増えてきたようなら剪定してバランスを整えてください。

剪定するときは、ユッカ・ロストラータの成長期である5月から8月の間に行ってください。伸びしぎてしまった側枝は根本を少しだけ残して切り落とします。切り落とした後はすぐに新芽が出てきますので、見た目も元通りによくなります。

ユッカ・ロストラータは花が咲くこともあります

環境がよくどんどん成長したユッカ・ロストラータは、花をつけることもあります。

ユッカ・ロストラータの成長期でもある7月から8月にかけて、日差しが強くなってきた頃に注目してみてください。ユッカ・ロストラータの葉の上からつくしのような細長い茎が出てきます。これがユッカ・ロストラータの花です。

この細長い茎の先端に小さなつぼみが出て、1ヶ月ほどすると花をたくさん咲かせます。花を咲かせるのは状態が良く育っている証拠です。この花は長い間つけていますので、存分に鑑賞してくださいね。

じきに花が枯れてきますが、地植えしたユッカ・ロストラータならそのままにしておいて大丈夫です。見た目が気になる場合は切り取っておきましょう。

ユッカ・ロストラータを地植えしてドライガーデンを作ってみませんか

ユッカ・ロストラータを地植えした場所には、他の植物も植えてドライガーデンを作ってみませんか。ドライガーデンなら水をほとんど必要としないため、世話や手入れも簡単です。

ドライガーデンを作る場合は、ユッカ・ロストラータと同じ環境に適した植物を植えることがポイントです。

おすすめの植物はサボテンやアガべです。ドライガーデンのイメージを崩すことなく、放っておいても育ってくれるのも嬉しいところですよね。

ドライガーデンを作るときは、まず土づくりから始めましょう。ドライガーデンの定番プランツは乾燥地帯に生育している植物なので、水はけが悪い土は適していません。植える前に土の状態を整えておくことが大切です。赤玉土を7割程度にし、腐葉土と軽石を混ぜるようにすると、水はけの良い土になります。

いくつかの種類の植物を植える場合は、背の高い植物を奥の方に配置し、手前には背の低い植物を適度な間隔をあけて植えるようにします。ドライガーデンの場合はきれいに並べて植えるよりは適当なバランスでポツポツと植えた方がイメージどおりに出来上がります。ユッカ・ロストラータを地植えするのなら、この機会にドライガーデンを作って楽しんでくださいね。