観葉植物の種類で、ウンベラータというものをご存知でしょうか。
葉が大きく、ハート型をしていて、幹が独特な曲がり方をしているので、おしゃれなインテリア植物としても人気があります。
そんなウンベラータを植え替えようと思ったら、いつの時期にどんな方法で行えば良いのでしょうか。
ここでは、ウンベラータの植え替えにまつわるアレコレについてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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観葉植物のウンベラータを植え替えるのに最適な時期は
ウンベラータは熱帯で育つ植物で温かい気候を好みます。
そのため、日本で栽培していると冬の間は寒いので休眠状態に入ります。
植え替えを行うと今まで土の中で安定していた根が取り出されて細い部分が切れたりして、植物に大きなダメージを与えます。休眠している間には殆ど生長をしないので、その間に植え替えを行うと新しい土に植えても根を張ることができずにそのまま枯れてしまう場合があります。植え替えは必ずウンベラータが生長している時期に行いましょう。
ウンベラータは春から秋にかけて生長するので、最もよい時期は生長を始めて今後もぐんぐん伸びるという5月から6月の間です。しかし、その時期を過ぎてから植え替えたい場合もあるでしょう。その場合には暑すぎてもウンベラータは弱ってしまうので、8月を避けて9月までの間に行うとよいでしょう。
鉢の底から根が出ていたり、土の表面に出てきたら植え替え時です。
また、鉢の中の土は水をかけると段々と沈んでかたまり、根の生長によっても押されてかたまってきます。植え替えてから年数の経った鉢では水をかけてもなかなか浸み込まなくなります。
観葉植物のウンベラータを植え替えるのに必要な道具は
早速植え替えの準備をしましょう。
まずは必要なものを揃えます。
土が過度に湿った状態が続くと根腐れの原因となります。
鉢植えのウンベラータの世話で最も多い失敗が水の管理が悪くて根腐れを起こさせてしまうことです。
また、鉢底石の必要の無い水はけの良い鉢もあります。もともとは栽培業者向けの鉢だったのですが軽くて安価で鉢底石も不要と非常に利便性が高いので、趣味で栽培する場合にも人気が出てきています。
もし肌に付いてしまった場合には直ぐに水で洗い流しましょう。
観葉植物のウンベラータを植え替えるやり方は
- まずは鉢からウンベラータを取り出します。ウンベラータの生え際を持ち、根と土を一緒に引っ張り出しますが、なかなか出ない場合には無理に引っ張るとウンベラータが傷んでしまいます。シャベルで鉢と土の間に隙間を作り、鉢の底に根が絡んでいる場合には切ってから引き出します。どうしても出ない場合には鉢を切ったり割ったりして出すしかない場合もあります。
- 根をかるくほぐして、根にからんでいる土を6~7割残して古い土を取り除きます。根が黒くなり腐っている部分などはハサミで切り落とします。
- 新しい鉢にネットを敷いてから鉢底石を入れ、土を少し入れます。
- 一度ウンベラータを入れてみて、鉢の縁から4cm程度下げた位置まで土を入れて調度よい高さになるように調節して土を敷きます。
- 土を敷いたらウンベラータを入れてバランスよい角度に保ちながら根の周囲と間に土を入れていきます。根の間の隙間は棒で土をつついて入れるとしっかりと入ります。土はある程度押しながら入れないと、水をかけるたびに沈んで減ってしまいます。
ウンベラータの植え替えが終わった後のケアは
植え替えが完了したら鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水をかけてあげましょう。
植え替えでダメージを受けて、まだ水や栄養をあまり吸収できない状態のためです。
1~2週間程度して葉に張りがあり元気に成長しているようであれば通常通りに管理して大丈夫です。
植え替えた後のウンベラータが育ちすぎた時は
ウンベラータをあまり大きくしたくない場合には剪定を行いましょう。
ウンベラータは丈夫な植物なので、時期を誤らなければ大胆に切っても大丈夫です。
大きく生長させたくない場合には、メインの幹や枝をぷっつりと切ってしまいましょう。そうするとその枝は伸びなくなり、横から新しい枝が出てきます。
全体のバランスを見て思い切って切りましょう。