室内で観葉植物を育てていると、植木鉢の土の表面に、白いカビが発生することがあります。このようにカビが発生してしまった場合には、どのようにすれば良いのでしょうか?そこで、植木鉢にカビが発生しやすくなる原因と、カビの対処法についてご紹介します。
フサフサとしたカビは除去するのがおすすめ。除去した後には、またカビを発生させないために、原因をしっかりと覚えて、環境を整えてあげましょう。
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室内の植木鉢にカビが発生する原因、水の与えすぎ
風通しが悪かったり水やりのしすぎで土がいつも湿った状態になると、肥料で栄養が豊富な土の中や表面で、カビがどんどん繁殖してしまいます。
梅雨の時期など湿度の高い時には特に注意
カビが生えてしまっていないかこまめに見るようにしましょう。
観葉植物の水やりは表面が乾いてから行うくらいでよいものがほとんどなので、回数は1週間に1回くらいにし、土の表面が完全に乾いているかどうか状態を確認してからたっぷり水をあげるようにしましょう。
植木鉢にカビが発生しやすくなる原因は室内の置き場所にも関係
風通しの悪いところに植木鉢をいつも置いていると、カビが好む湿った状態を引き起こしやすくなります。
室内の窓がない場所、部屋の角はどうしても風通しが悪くなってしまうほか、日に当たることもほとんどないので、カビが好む湿った日陰の状態になりやすくなってしまいます。
植木鉢の置き場所を変えることができなくても、天気のいい日には窓際に置いてあげるほか、窓を開けるようにするだけで改善できます。
観葉植物によっては直射日光に弱いものもありますが、天気のいい日に数時間置く程度では問題ないので、カビ対策は積極的に行っていきましょう。
他にもカビを寄せ付けやすい条件
カビは少ない栄養でも生えてしまうことが多く防ぐことは難しいですが、栄養が多ければ多いだけ増殖しやすくなってしまいます。
土の表面にまいて置く粒状の肥料がありますが、水やりで水分を含んだ状態が続くとすぐにカビが生えてしまいます。
有機質の肥料は避けて化学肥料を選び液肥をおすすめします
日頃から水やりを頻繁に行っていると、水のあげすぎになってしまうことが多くて鉢皿に水が溜まっている時間が長くなり、目に見えなくてもたまった水に雑菌やカビが繁殖してしまいます。
鉢皿に溜まった水は土の中を通って流れ出ているので土に含まれている栄養分が多く溶けだしていて、その栄養分をエサにしてカビがさらに繁殖しやすくなってしまいます。
また、鉢皿がいつも水で満たされた状態になってしまうと、鉢底の穴から空気が完全に入らなくなってしまうので、根が呼吸できなくなってしまい根や株を傷めてしまう原因にもなります。
室内の植木鉢のカビにアルコールスプレーを使って消毒する方法
カビの色が白くて、植木鉢を日に当てたり風通しのいいところに置いても改善されない時には、表面の土を取ってベランダなど室外でビニールシートの上に広げ、日光と風に当ててみてください。
直接日光に当てることで紫外線をあてて殺菌することができ、さらに乾燥しやすくなるので、日光に当たる面積が広くなるようにシートの上で広げ、時々混ぜたり返したりしてまんべんなく日光にさらしてください。
日光によく当ててもカビが残ってしまった時
市販のアルコールスプレーを用意して吹きかけ、そのまま風に当てて乾燥させます。
時々混ぜながらアルコールを完全に蒸発させてから、植木鉢に戻してください。
カビのついた土を交換する方法
アルコールによる植物への影響が心配だったり、カビが生えたものを室内に置くのはいい気持ちがしないので、そういった時には表面の土を入れ替えましょう。
よほどの場合でない限りは表面のみ、土を入れ替えるようにしてください。
しかし、カビは表面だけ取っても中に胞子が入り込んでいる可能性が高く、湿った状態が続くとまたカビが生える原因になります。
カビが酷い時は最終手段として土を全部入れ替える
水はけの悪さが原因でカビが生えてしまっているので、思い切って水はけのいい土に全部入れ替えてカビが生えにくいようにするといいですよ。
有機物の栄養分が多い土はカビが生えやすいので、無機質な土を選ぶようおすすめします。
園芸店やホームセンターなどでもカビが生えにくいことを謳った土や観葉植物用の水はけの良い土が販売されており、5Lで約500円、14Lで約千円ほどで購入できます。