モンステラの挿し木に失敗した、その原因や改善策は

モンステラは特徴的な葉の形をしていて、部屋に飾ると南国な雰囲気を演出することが出来るので、人気のある観葉植物です。
そんなモンステラは、ただ育てるだけではなく、挿し木によって増やすことも出来ます。
しかし、その時の状況によっては、失敗してしまう可能性もあります。
モンステラの挿し木が失敗してしまう原因とはどのようなものなのでしょうか。
ここではその原因や、改めて学んでおきたい、モンステラの挿し木の方法などについてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

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モンステラの挿し木に失敗してしまう原因とは

モンステラの挿し木をする時に大切なポイントは何点かあるのですが、もしも失敗してしまったという時にはまず、挿し木にした葉の状態を振り返ってみましょう。

  • 茎から気根が出ているものが挿し木をする時には適していますが、挿し木をした茎から根は出ていたでしょうか。
  • それから、植物が育つには日光が必要不可欠ではありますが、直射日光に当てているのは良くありません。

風が強い場所や温度が低すぎる、根付くまでは過酷な環境ではモンステラは育つことができません

また、モンステラを挿し木にする季節ですが、一番良い季節は6月です。

6月を外してしまって8月を過ぎてしまったというような時には年内の挿し木は諦めた方が失敗がありません。

モンステラの挿し木をするには条件が整っているという事がまず大前提です。

モンステラは繊細ですので一番最初の挿し木にしたい葉や茎の状態がとても大切で、その次に環境、季節が影響してくると言えます。

モンステラの挿し木を失敗しないために正しい方法を知ろう

モンステラの挿し木に適した季節は6月から7月頃の暖かく湿度が高い季節です。

20度以上の気温でモンステラは成長ができ、乾燥が苦手なモンステラはある程度の湿度の中で育てる事で挿し木も成功するというわけです。

挿し木はモンステラの茎を切る場所が肝心

葉の付け根から切ってしまうと成功率がグンと減ってしまいますので、葉が2枚程付いているもので、気根が生えている茎を使います。
節と節の中間部分辺りで茎を切ったら、植える時に邪魔になってしまいそうな葉は取ってしまいます。

モンステラの切り口から出る汁には毒がありますので、切る時には手袋を付けるなどして汁が直接皮膚に付かないように注意しましょう。
  1. 切った茎を土に挿す場合には、気根が埋まるように土に植えます。
  2. 土に埋めると気根は通常の根になります。
  3. 土に植える以外にも挿し木を水につけておくとそのまま根が出て来て植物を育てられます。

この方法を水挿しと言いますが挿し木の大きさに合わせて、小さい物でしたら使わないコップでも構いませんので、何か容器に水を入れてそこに切ったモンステラを挿しておくだけでひと月ほどでモンステラが根を出してきます。

根が立派になってきたら土に植え替えてあげるとさらに大きくなりますので、手軽に挿し木を楽しみたい時には水挿しもおすすめです。
また、水挿しにすると容器が透明であれば根が出てくる様子が見えますので成長を見届けられるのも良い点です。
ただし水はこまめに変えてあげないと根が腐ってしまったりしますので、水の交換はできるだけ毎日してあげるようにしましょう。

モンステラの挿し木をしたら、育て方を失敗しないようにしよう

モンステラの上手な育て方は、他の植物と同じように、太陽の光と水と温度の管理がポイントになります。

どれか一つでも欠けてしまうと上手に育ちませんので、育てる環境を整えましょう。

モンステラは屋内はもちろん、屋外でも育てる事ができます

しかし真夏の直射日光は日差しが強すぎてモンステラの一番の特徴である大きな葉が焼けてしまうので、真夏は直射日光の当たらない場所に置いて育てるようにしましょう。

室内で育てる時には窓辺や日当たりの良い所を選ぶようにするとより一層元気に育ちますが、窓越しでも直射日光は要注意です。
レースのカーテンなどを使って強すぎる日差しは和らげてあげて、冷暖房の風が直接当たらないような場所を選んであげましょう。

水は、一週間から二週間に一度くらいの頻度

土が乾いた時にたっぷりとあげるというやりかたで与えてください。
毎日たっぷり与えてしまうと根腐れを起こしてしまう可能性がありますので、あくまでも、土が乾いてきた時にたっぷりと与えるという事を忘れないようにしましょう。

人間も心地よい環境ですとモンステラも心地よく育ちますので、あまり難しく考える必要もありませんが、過酷な環境に出す事は避けてあげるようにすると良いです。

モンステラを上手に育てるなら、切り戻しも大切

モンステラを綺麗に丈夫に育てるためには切り戻しというテクニックも必要になります。

これは葉や茎を切って形を整えたり、株を増やしたりするためにする作業ですが、モンステラは強い植物ですので多少失敗してもすぐに大きくなってくれますので大丈夫です。

モンステラを切る時にはハサミはよく切れる清潔な物を用意しましょう

切れないハサミだと断面がキレイに切れないばかりか茎をつぶしてしまう事もあります。

雑菌が付いている不衛生なハサミですと、モンステラを切った断面から菌が入り病気などに感染してしまう事がありますので、使う前にはキレイに洗浄するなどして、モンテスラが病気になってしまわないようにしましょう。

茎を切る場所は成長のスピードを考えて、早く成長してほしいと思う時には成長点を残し、手入れがなかなかできない時などには成長点を切り取ってしまう事で成長のスピードを調整できますのでライフスタイルに合わせて切る場所も検討してください。

切る所を決めたら切れるハサミで思い切ってひと思いに茎をスパッと切ります。

切った茎はすぐに水につけるなどの処置をして挿し木にするなどモンステラを上手に育てましょう。

改めて知りたい、モンステラについてのあれこれ

モンステラは熱帯アメリカ原産の生命力の強い観葉植物で日本でもリビングなどにワンポイントとして鉢植えを楽しんでる方がたくさんいらっしゃる植物です。

切れ込みの入った大きな葉、ハワイアンテイストの雑貨のモチーフとしても有名

ハワイではこの特徴的な切れ込みから差し込む光の様子からモンテスラの葉は希望の光を導くともいわれています。

おしゃれなこの植物はサトイモ科の多年草で花言葉

  • 嬉しい便り
  • 壮大な計画
  • 深い関係

と、置いておくだけでも幸せになれそうな花言葉を持っています。
また、花言葉もそうですが風水でも金運アップや邪気を払うという効果があると言われ、病気や害虫からも強くちょっとやそっとでは枯れないという生命力の強さから贈り物に選ばれる事も多い植物です。

一般的にモンテスラと聞いて大きな葉をイメージしますが現在では葉が小さいタイプなどひと口にモンテスラと言っても様々な種類がありますので、お気に入りのモンテスラを見つけて育ててみるのも楽しいのではないでしょうか。