観賞用のアスパラガス・スプレンゲリーは、葉に光沢があり、繊細な葉が印象的です。インテリアとしても人気で、自分でも育ててみたいと思う方は多いと思います。
そこで、アスパラガス・スプレンゲリーの育て方についてご紹介していきます。適した置き場所や水やりの方法など、基本のお世話についてご紹介していきましょう。
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観賞用のアスパラガスの種類
アスパラガスはユリ科の植物で、観賞用のアスパラガスと食用のアスパラガスは同じ名前で同じ仲間なので、食用アスパラガスを伸ばした時と緑色のふさふさの見た目は少し似ています。
しかし、品種が違うので、アスパラガス・スプレンゲリーを育てても食べられる若芽は生えてきません。
観賞用のアスパラガスにもいろいろな品種があります。
- プルモーサス・ナナスはふさふさの葉がとても細いのが特徴です。
- アスパラガス・メイリーは茎が丈夫で茎ごとにしっかり立つのが特徴で、それぞれの茎が独立したようにニョキニョキと出ています。
- アスパラガス・スプレンゲリーはアスパラガス・メイリーほど茎が立たず、伸びてくると下に垂れるのが特徴で、鉢植えの他にもプランターなどで吊るして植えるのに適しています。
アスパラガス・スプレンゲリーの育て方、適した置き場所
アスパラガス・スプレンゲリーは日当たりが良ければどこでも育ちやすい丈夫な観葉植物なので、窓がある浴室のインテリアにも適しています。
根が育ちやすいので株分けをしたり、ひとまわり大きな鉢に植え替えて根詰まりを予防しましょう。
茎もよく伸びるので、伸びすぎたら切って形を整えてください。
アスパラガス・スプレンゲリーの育て方で大切な水やりと肥料について
アスパラガスは乾燥にとても強い植物なので、水やりのタイミングは土の状態を確認し、土が乾いてからあげてください。
常に湿った状態には弱いので水のやりすぎに気を付け、梅雨の時期には屋内に入れるなどしましょう。
また、冬の寒い時期は葉が枯れたような状態になってしまいますが、根が丈夫なのが特徴のアスパラガス・スプレンゲリーは枯れにくく、春になると芽吹いてくるのがほとんどなので枯れてしまったように見えても問題ないでしょう。
アスパラガス・スプレンゲリーの増やし方
根が育ちやすいアスパラガス・スプレンゲリーは、植え替えの時に株分けをすることで増やすことができます。
手で分けられない時にはハサミを使い、株が小さすぎると新芽が出にくいので株の大きさを見て分けてください。
大きく育ちすぎてしまうとアスパラガス・スプレンゲリーには、バラのような硬いトゲが付くことがあります。
厚手の手袋や軍手をして作業すると安心です。
ハイドロカルチャーでの育て方のポイント
土に触れるのが苦手だったり、室内で育てたいけれど土は虫が湧いてしまいそうで敬遠してしまう場合には、ハイドロカルチャーで育ててみませんか?
石ころのような粒には目に見えないくらいの無数の穴が開いていて根の呼吸を助けてくれるほか、穴に水分が入り込むために保水性も高くて水やりの頻度が少なく済み、においや虫が付きにくいのでお手入れの手間も少なく済ませることができるので室内で観葉植物を育てるのに適しています。
ただし、ハイドロボールには土の中にいるような微生物はいないので植物から出るごみやカスを分解することはできず、鉢の底にどんどん溜まってしまいます。
透明なおしゃれな鉢に入れていてもカスが溜まってしまうと見た目が悪くなってしまいますし、根が腐ってくることもあるので1年に1回を目安にハイドロボールを新しいものに入れ替えてください。
ハイドロカルチャーを使ってアスパラガスを育てる時に注意しなければならないのが、水のあげすぎによる根腐れです。
乾燥に強い植物なので、保水性の高いハイドロカルチャーを使っているときには水やりは少なくし、底の水が無くなってから数日置いて乾燥してきた頃に水やりをしてください。
肥料は成長期以外は与える必要はないので、成長期にだけ水やりのタイミングで肥料を薄めて与えます。
ハイドロカルチャーに植え替える時には株を取り出して土をきれいに洗い流し、アスパラガス・スプレンゲリーは根が丈夫で育ちやすいので根が絡み合いすぎたところや土が取れないところは切ってしまって構いません。