アデニウム・オベスムの植え替えのタイミングと正しいやり方

アデニウム・オベスムは1年に1~2回植え替えした方が言われていますが、育て始めたばかりの人はいつ植え替えした方がいいのか、またそのやり方についてもわからないでしょう。

そこで今回は、アデニウム・オベスムの植え替えのタイミングと正しいやり方について説明します。植え替えする前は土を乾かすようにしましょう。

また、砂漠のバラと言われているアデニウム・オベスムは、寒さが嫌いです。冬の間など育てる上での注意点についても説明しますので、根腐れしないように大切に育てましょう。

パキラの花の咲かせ方や、育てるコツについて知りたい

パキラという植物をご存知でしょうか。お家で観葉植物を育てたことがある人であれば、聞いたことがある...

ユッカ・ロストラータの基本的な育て方。迫力があるのは屋外栽培

幹や葉の形が特徴的で格好いいイメージがあるユッカ・ロストラータ。インテリアとしても人気ですが...

観葉植物のウンベラータの植え替えについて知りたい

観葉植物の種類で、ウンベラータというものをご存知でしょうか。葉が大きく、ハート型をしていて、幹が...

ペペロミアホープの育て方!上手に育ててお部屋のインテリアに

お部屋に観葉植物を飾りたいと思ったときは、ペペロミアホープがおすすめです。ペペロミアホープは育て方が...

室内の植木鉢の土に発生するカビの原因と除去する方法

室内で観葉植物を育てていると、植木鉢の土の表面に、白いカビが発生することがあります。このようにカビが...

パキラの植え替えのやり方について知りたい

パキラは、観葉植物の中でも生命力が強く、見た目のおしゃれさから、常に人気も上位にある植物です。...

オリーブミッションの育て方。実を付けるためのポイント

オリーブはたくさんの種類がありますが、オリーブミッションは日本の環境でも育てやすい品種です。初めてオ...

観葉植物を旅行で枯らさない!留守中の水やりやおすすめの対策

長期休みを利用しての家族旅行や、年末年始で家を長い間留守にする場合に、自宅でお世話している観葉植物の...

ベンジャミンバロックの基本の育て方と注意点を理解しましょう

観葉植物初心者でも育てやすいと言われている「ベンジャミンバロック」。しかし、置き場所や水のやり方には...

ポトスの水栽培で増えた根っこは切らないで。おすすめな育て方

葉っぱがかわいい観葉植物のポトス。育てるのに手間もかからず、水に挿すだけで簡単に増やすことも出来るの...

アデニウム・オベスムの花の特徴と咲く時期と気になる冬の管理

アデニウム・オベスムの花を見たことはありますか?とても美しい花を咲かせ、その別名は「砂漠のバラ」...

モンステラの気根による増やし方、剪定方法から飾り方までご紹介

個性的な葉をもつモンステラは、地中の根以外にも気根と呼ばれる根があり、気根による増やし方が一般的です...

フランスゴムの木の育て方【置き場所や水やり、肥料など】

お部屋のインテリアとしても人気のフランスゴムの木。これから観葉植物を育ててみたいという方にも、それほ...

ウンベラータの土を好む害虫の正体と対処法、予防方法を解説

ハート型の大きな葉が可愛らしいウンベラータですが、乾燥した土を好む害虫が潜んでいる可能性があります。...

ポトスの鉢植えをおしゃれなハイドロカルチャーに植え替える方法

インテリアとしても人気の高い観葉植物が「ポトス」です。ポトスの鉢植えをよりおしゃれにしたいと思ってい...

アデニウム・オベスムの植え替えのタイミングについて

アデニウム・オベスムは砂漠のバラとも呼ばれるほど、とても鮮やかで美しい花を咲かせることで人気がありますよね。美しい花を愛でるためには、正しい管理がかかせません。
その1つが植え替えです。アデニウム・オベスムは美しい花が有名ですが、幹の姿もかなり特徴的ですよね。
むっくりとした愛嬌のある太い胴体をしています。

アデニウム・オベスムは成長に連れて太くなるので、定期的な植え替えが必要になる

小さな鉢のままでは、成長期に鉢がパンパンに膨れてしまったら、壊してしまうこともありますよ。

一般的な観葉植物の場合、根が鉢底から出てきた時に植え替えのタイミングですが、アデニウム・オベスムの場合には、鉢対して幹が太くなってきた場合には、植替えが必要になります。
目安としては2年に1度です。
砂漠生まれのアデニウム・オベスムが元気に活動するのは暖かい時期ですから、植え替えもその期間に行いましょう。
成長期の前半にあたる4~8月くらいがベストです。

アデニウム・オベスムの正しい植え替え方法とその後の管理方法

アデニウム・オベスム植え替えのタイミングは、幹が太くなって鉢が窮屈そうになったとき。

ですが、もしも休眠期前にそのような状態になったら、そのまま休眠期に突入させて、暖かくなってから植え替えると良いでしょう。
休眠期にはほとんど活動しないので成長することも無く、鉢を壊してしまうような心配はさほどありません。

温かい植え替え適期に行った方が、植え替え後も元気に育ってくれますよ。

次はアデニウム・オベスムの植え替え方法と植え替え後の管理について

植え替え方法やその後の管理については、一般的な多肉植物の植え替え方法を参考にすると良いでしょう。

植え替えの1週間ほど前から水やりを控えて土を乾燥させておき、鉢から取り出したら古い土をほぐし落として、傷んでいる根があればカットして整えます。
根をカットした場合は日陰で2~3日ほど乾燥させてから、新しい鉢へ植え付けます。
植え付ける時、土は必ず新しいものを使いましょう。

植え付け後1週間は水を与えず放置します。
可愛そうと思って水を与えるのは絶対に控えましょう。
根が土に馴染んでおらず水を十分に吸い上げることができないため、土が湿った状態となって根腐れを起こしてしまいます。

アデニウム・オベスムの植え替えをする時に注意すること

アデニウム・オベスムの植え替えを見極めるポイントは、他の観葉植物とは違いましたよね?
一般的な観葉植物は根が鉢底から飛びてきたら行うのに対して、アデニウム・オベスムは幹の太さで判断します。引き抜いてみるとわかりますが、ムックリとした幹したからすぐに広範囲に根が生えています。
下へ下へと伸びる根とは少し違いますね。

アデニウムだからこその植え替えの悩み

まずは鉢から抜き出すときです。
植え替えするアデニウム・オベスムは、鉢の縁にかなり幹が近づいているような状態になっていることが多いですよね。
そのような状態になっているということは、鉢の底から根が見えていなくても、中では根が所狭しと成長しているということです。
土を乾燥させて、いざ引き抜こうと思っても、鉢に根が張り付いてなかなか抜けないとうトラブルが発生することがあるのです。

無理やり引き抜くのは、根を痛めてしまうのでNGです。

正しい対処は、鉢から根を剥がしてから引き抜くこと。
竹串などを鉢に沿ってそ~っと差し込み、スライドさせて根を優しく剥がしていきましょう。

アデニウム・オベスムの増やし方と挿し木についても理解しましょう

多くの観葉植物は、挿し木で増やすことができます。
それはアデニウム・オベスムも例外ではありません。
もしも、手軽にもう一株増やしたいと思ったなら、ぜひ挑戦してみてくださいね。

アデニウム・オベスムの挿し木に適している時期は、植え替え時期と一緒です。

成長期に当たるこの期間は生命力に飛んでいますから、根を生やす力も強く挿し木が成功する確率が高いのです。

また、この時期は剪定時期でもありますよね?
剪定でカットした枝を挿し木として使うことができるので、一石二鳥でもあります。

カットした枝は10cmほどの長さに揃えて、先端の2~3枚の葉だけを残して、残りは取り除いてしまいます。
その後日陰で数日間、切り口をしっかりと乾燥させましょう。

挿し木用の土を用意して、切り口の乾いたアデニウム・オベスムを挿します。

挿し木にした後は水やりせずに、そのまま根が生えるのを待ちましょう。
根がしっかりと生えてきたら、水やりを開始します。

アデニウム・オベスムを育てる上での注意点

最後はアデニウム・オベスムの育て方についてご紹介しましょう。

アデニウム・オベスムは砂漠のバラと呼ばれるよに、暑さには強い植物です。
太陽を好むのでたっぷりと当てて育てましょう。

一日6時間以上日光に当てることが、アデニウムの特徴でもあるむっくりとした姿に育てる秘訣です。
室内では病害虫被害にあいやすいので、屋外で育てたほうが良いでしょう。
ただし、寒くなる11月くらいからは室内の日の当たる窓ぎわへ移動してくださいね。

水やりは成長期と休眠期で全く違います。
砂漠原産のためジメジメした土は苦手ですが、成長期にたくさんの水を体内に溜め込む習性があるので、土が乾燥したら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与えてくださいね。
気温が下がって休眠期に入ったら、水は全く必要ありません。
葉が落ちるので心配になるかもしれませんが、次の成長期までに必要な水分は体の中に溜め込んでいますから、放置していても枯れることはないので安心してくださいね。
暖かくなって新芽を出してきたら水やりを再開しましょう。