アデニウム・オベスムの花を見たことはありますか?
とても美しい花を咲かせ、その別名は「砂漠のバラ」とも呼ばれるほどです。
どんな花を咲かせるのか、花が見られる時期はいつころなのかアデニウム・オベスムの花について紹介します。
砂漠のバラと呼ばれる訳や、日当たりなどの管理方法も御覧ください。
また気になるのは冬の寒い時期です。冬の管理や水やりのこと、増やし方の情報もお届けします。
ポトスを水差ししたままにすると根が腐る?水栽培する際の注意点
ポトスが大きく育つと剪定をし、カットした茎を水差しして増やす方が多いと思います。ポトスは水栽培ができ...
モンステラの気根による増やし方、剪定方法から飾り方までご紹介
個性的な葉をもつモンステラは、地中の根以外にも気根と呼ばれる根があり、気根による増やし方が一般的です...
アデニウム・オベスムの美しい花の特徴
砂漠のバラと呼ばれるほど、鮮やかで美しい花を咲かせます。
日本では比較的古くから花の咲く鉢植えの花として親しまれている植物です。
アデニウム・オベスムの花というと赤やピンクが一般的
また、花の形はバラというよりも尖ったハイビスカスといった雰囲気の花を咲かせる種類が一般的ですが、八重咲き種もあります。
こちらはたくさんの花びらが重なった姿をしていますから、「砂漠のバラ」の名前通りにバラに似た美しい花を咲かせます。
この様に沢山の種類があるのもアデニウム・オベスムの魅力の1つですね。
アデニウム・オベスムの花が咲く時期
アデニウム・オベスムにはたくさんの種類があり、どれも美しい花を咲かせますが、花を咲かせる時期は一緒です。
アデニウムの開花時期は春~初夏にかけてです。
ですから、日光のたっぷりと当たる20度以上をキープできる環境で育てていれば、一年中開花する可能性があるのです。
長くお花を楽しみたい方は参考にしてくださいね。
アデニウム・オベスムは美しい花が人気の観葉植物ですが、ぷっくりとした幹のフォルムも独特で人気があります。
実はこの幹、成長するとどんどんと太くなってきます。
多くの観葉植物が根の成長に合わせて植え替えするのに対して、アデニウム・オベスムは幹の太さに合わせて植え替えが必要になるほどです。
アデニウム・オベスムの植え替え適期は4~8月。
成長の著しい期間なので、植え替えしても比較的早く新しい土と馴染み、新たな根を生やし元気に成長してくれます。
花が美しいアデニウム・オベスムの別名とその由来
東アフリカ~ナルビナ、そしてアラビア半島の砂漠に自生している植物です。
砂漠というと、行ったことがない人でも砂だらけで水のない過酷な環境をすぐに想像できますよね。
それに対して、バラは花の中でも別格な程「美しい存在」として扱われる花です。
「優雅」「華やか」などといった表現がピッタリの花ですよね。
乾燥した砂漠地帯で見せるアデニウム・オベスムの色鮮やかな花は、殺風景な背景とのコントラストで、より華やかに美しく人々を魅了していることでしょう。
荒れた砂漠という土地で、あれほどまでに美しく色鮮やかな花を咲かせるのですから、「バラ」と比喩されるのもうなずけます。
アデニウム・オベスムの冬は?水やりも紹介
アデニウム・オベスムを育てる時に、もっとも気にかけることは「水」の与え方です。
体にたくさんも水を蓄えることができるので、一般的な植物の水やりとは異なります。
ただし、体内に水分を蓄えられるのでかまい過ぎには注意しましょう。
多少おろそかになるくらいの方が乾燥気味になり元気に育ちます。
寒くなってくると活動が緩やかになって水分を必要としなくなってきますから、秋の終わりから水やりスパンを長くしていき、冬には完全に断水しましょう。
春になって活動し始めたら、水やりも再開します。
メリハリをつけた水やりはアデニウム・オベスムを元気にするだけでなく、冬期間を耐え抜く強さも育てます。
アデニウム・オベスムの増やし方や栽培のポイント
新たに株を購入するのも良いですが、自分で増やしてみませんか?
アデニウム・オベスムの増やし方は2つ、挿し木と種まきです。
おすすめは前者で、今育てているアデニウムから挿し穂を作り、挿し木にして増やすこと。
種まきよりも簡単に行うことができ、成功率も高いと言われます。
また、挿し木は剪定後に行うのがおすすめですよ。
剪定でカットした枝を使えば、一石二鳥です。
- カットした枝の上の方の葉を数枚残して残りは取り除きます。
- それから切り口をしっかりと乾燥させましょう。
乾燥させずに土に挿すと、雑菌が切り口から入りやすくなり病気を引き起こしたり、腐る可能性が高くなってしまうからです。 - また、土は新しく開封した新鮮なものを使うことも成功の秘訣です。
土は挿し木用のものを使ってくださいね。
土に挿した後は日陰で管理して、根が生えるまでは水やりも必要ありません。