観葉植物アンスリウムの植え替えのタイミングと植え替え手順

アンスリウムは個性的な赤い花を咲かせる人気の観葉植物です。華やかな花はお部屋の中を明るくしてくれます。観葉植物を育てていると、必要になるのが植え替えの作業です。
そこで、アンスリウムの植え替えに適したタイミングや、植え替えの手順についてご紹介します。初めて植え替えをするという時には、ちょっと面倒なのでは…、と思う方も多いと思いますが、これからも元気に育てるためには必要な作業です。手順通りに行えば、それほど難しい作業ではありませんので、適したタイミングで植え替えを行いましょう。

ポトスの水栽培にも肥料が必要!水栽培に適している肥料について

ポトスは育てやすい観葉植物として、観葉植物の初心者の方にもおすすめされています。また土栽培だけではな...

ユッカ【観葉植物】が枯れる原因と対処法!元気を取り戻す方法

観葉植物のユッカは、観葉植物初心者にとっても比較的育てやすく人気の植物です。しかし、間違った育て方を...

モンステラの気根による増やし方、剪定方法から飾り方までご紹介

個性的な葉をもつモンステラは、地中の根以外にも気根と呼ばれる根があり、気根による増やし方が一般的です...

観葉植物ベンジャミンの育て方。置き場所や水やり、基本のお世話

ベンジャミンは人気の観葉植物で、お部屋のインテリアとしてはもちろん、お店などでもよく目にする植物です...

ポトスの増やし方。挿し木や水挿しで増やすコツと注意点

観葉植物のポトスはお部屋のインテリアにも馴染みやすく、人気の植物です。このポトスは、自分で増やすこと...

ポトスを水差ししたままにすると根が腐る?水栽培する際の注意点

ポトスが大きく育つと剪定をし、カットした茎を水差しして増やす方が多いと思います。ポトスは水栽培ができ...

オリーブミッションの育て方。実を付けるためのポイント

オリーブはたくさんの種類がありますが、オリーブミッションは日本の環境でも育てやすい品種です。初めてオ...

モンステラの挿し木に失敗した、その原因や改善策は

モンステラは特徴的な葉の形をしていて、部屋に飾ると南国な雰囲気を演出することが出来るので、人気のある...

ドラセナワーネッキーレモンライムの育て方。基本のお世話

ドラセナは幸福の木とも呼ばれ、観葉植物の中でも人気の高い品種です。お部屋のインテリアとして置いている...

パキラの花の咲かせ方や、育てるコツについて知りたい

パキラという植物をご存知でしょうか。お家で観葉植物を育てたことがある人であれば、聞いたことがある...

幸福の木が枯れる理由と対処法、植え替えの必要性もご紹介

幸福の木という名前がついていると、枯れると幸福が遠のいてしまいそうな気がします。枯れそうな気配を感じ...

【コウモリラングランデの育て方】植え替えの必要性や方法

コウモリランを育てている方は、普通の植物と同じ様に定期的な植え替えが必要なのでは?とその植え替え時期...

モンステラの鉢の植え替えで重要な点と方法をお教えします

モンステラは葉の形が可愛らしく、部屋のインテリアとしても人気です。しかし育てやすく成長しやす...

パキラの根腐れ症状と対処法!手遅れのときは挿し木で増やそう

パキラの根がぶよぶよになり、元気がなくなってきたようであれば、それは根腐れの可能性があります。...

ベンジャミンバロックの剪定や適した時期、お手入れ方法を紹介

ベンジャミンバロックは葉のくるくるした形が特徴的な観葉植物です。ここではそんなベンジャミンバ...

観葉植物アンスリウムに植え替えが必要な理由

アンスリウムは海外の暖かい地域が原産の植物で長い期間花を楽しむことができ、花言葉が「情熱」というだけあって情熱的な気持ちを沸き起こすような濃い赤のハート形の花を咲かせる人気のある観葉植物です。

数年で根詰まりを起こしやすく、鉢の底から根が出てきたら植え替えや株分けをしてください。

根詰まりを起こすと栄養分を効率的に吸収できなくなり、根の呼吸ができなくなるため根腐れを起こしたり枯れてしまうことがあるので、2~3年に一度くらいの頻度で植え替えをしてあげましょう。

また、お店で売られているアンスリウムは小さい鉢で売られていることが多く、すでに根が詰まっている場合があるので、ひとまわり大きな鉢に植え替えてあげた方がいいでしょう。

観葉植物アンスリウムの植え替えに適したタイミング

根が詰まってきてしまって植替えを行う時には、暖かい地方が原産のアンスリウムに適した時期に暖かい気温の日を選んで行うことが大切です。

寒さにとても弱いため、5~8月までの暖かくなった時期に行い、気温が15度以上の日を選んで暖かい環境が続くようになってから植え替えを行ってください。
植替え後は根が落ち着くまで元気がなくなってしまうことがあるので、植え替えてから数日は暖かい日が続くような日を選ぶか、寒い日は室内に入れましょう。

観葉植物アンスリウムの植え替えの手順

植替えを行う時には、ひとまわり大きな新しい鉢と鉢皿、水はけのいい土、赤玉土、鉢底用の石、清潔なハサミを用意します。

アンスリウム用の土もありますが、洋ラン用の培養土も水はけがいいのでアンスリウムに向いています。
観葉植物用の培養土はアンスリウムには水はけの良さが足りないことが多いので、赤玉土やパーライトを混ぜて水はけの良さをさらに高めることをおすすめします。
  1. 新しい鉢の底に石を敷き詰め、その上に水はけの良い土を鉢の1/3ほどまで入れ、真ん中を少し開けるように土を外側に寄せます。
  2. アンスリウムを鉢から取り出し、古い土をほぐして取り、傷んだ根をハサミで切り落とします。
    土は全部取らず、外側に大きく付いた部分だけで構いません。
  3. アンスリウムを新しい鉢の真ん中に入れ、まわりに新しい土を入れて土を少し押さえます。
    土の量は鉢のフチから2~3センチ下になるくらいにしましょう。
  4. 土を入れ終わったら鉢底から出くらいまでたっぷり水やりをします。
  5. 水が垂れなくなるまで切れたら、鉢皿にのせて植え替えは完了です。
アンスリウムが大きくなった来たら、小さめの鉢をいくつか用意して植え替えのタイミングで株分けをして下さい。

アンスリウムの植え替えの注意点

アンスリウムの植え替えをする時に用意する鉢は、ひとまわり大きな鉢を選んでください。

鉢が大きすぎると土が余分な水分を含んでしまって根腐れを起こしやすくしてしまいます。
同じように根腐れを防ぐために余分な水分を残さないよう、鉢皿に水を溜め込んではいけません。

植替え後は株を落ち着かせるために、肥料を与えてはいけません。
1~2か月は肥料は与えずに水やりだけにして、株への負担を減らしてください。

アンスリウムの植え替えで取り除いた子株を使って増やす方法

アンスリウムの植え替えをしたときに、根元に子株が付いているのを見つけた時には、小さな鉢を用意して株分けをしてあげましょう。

親株と子株を手で分けますが、根が詰まりやすいアンスリウムは親株と子株の根が絡まって取りにくいことが多いので、その場合はハサミで切って分けてください。

  1. 親株を鉢に植えたら、子株も同じように鉢底石を敷き詰めて土を入れた新しい鉢に植え、隙間なく土を入れます。
  2. 根をほぐす時に根の間の土が取れてしまって、根の間に隙間ができやすいので、隙間にも土が入るように棒を使って根を傷めないように気を付けながら土を入れます。
  3. 最後に水をタップり与え、1~2か月は肥料を与えないようにして株を落ち着かせます。
    子株を見つけて株分けをする時には、株分けがしやすいように前の日には水やりを控えるといいですよ。

アンスリウムを増やすには、子株を株分けする他にも挿し木で増やすことができます。

小さめの新しい鉢、バーミキュライト、ハサミを用意してから挿し木を行います。

  1. バーミキュライトを水で湿らせておき、アンスリウムの元気な茎を15㎝くらいの長さでハサミで切り取り、バーミキュライトに挿します。
  2. 茎を切り取る時には根が出やすいように斜めに切り、切り取った茎は下についている葉を切り落としてからバーミキュライトに挿してください。
  3. 日陰の明るいところに置き、乾きやすいバーミキュライトが乾かないように水を与え、根が出たら新しい鉢に水はけのいい土を入れて植えます。
株分けや挿し木は初心者でもうまくいきやすいので、ぜひ増やして楽しんでみてください。